だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

映画

ゾンビには新しいルールが必要だ、映画「アイアムアヒーロー」

ゾンビ映画が好きである。 だが、最近は、少々飽きてきている。ゾンビ映画なら、何が何でも見ねばならぬという意思は薄れてきた。数が多いということもあるが、ロメロ監督の「ゾンビ(Dawn of the Dead)」が傑作すぎたせいでもある。あれを超える作品がなかな…

顔が認識できない男の映画鑑賞「イット・フォローズ」

致命的に顔が覚えられない。 例えば、「おーい、山田君」と声をかけたら岡野君だったりする。大変気まずいのである。最近は、失礼にならないように「おーい、山田くんみたいな人」と声をかけるようにしている。記憶力が悪いと何かと厄介なのだ。 昨夜ヒマだ…

マカロニ・ウェスタンと馬鹿にしてはいけない。ジュリアーノ・ジェンマ「南から来た用心棒」

映画の話になって「マカロニ・ウェスタンが好きだ」というと、なんとなくだが、相手がちょっと上から目線になるような気がする。被害妄想だろうか。 もちろん私だって文学青年の成れの果てである。 アンゲロプロス監督の「永遠と一日」やらアントニオーニ監…

鈍感のゆくえ

年を取って、「変わったな」と思うことがいくつかある。 午後二時をすぎると、目がかすんでくる。夜中の一時過ぎに尿意で目が覚める。足の小指を家具でぶつけても、若い頃なら「痛っ」と顔をしかめ、自分のミスに腹を立てたりしたのだが、今は何とも感じない…

置き去りにされた人々 映画「レフト・ビハインド」

B級映画のキングといえば、カート・ラッセルである。異論があるなら「ニューヨーク1997」を見よ、と言いたい。いかにもアメリカのあんちゃんであり、何をやっても雑で無神経。彼は、脳天気この上ないアメリカそのものである。 最近、その地位を狙っているの…

広末涼子だと最後まで確信できなかった「柘榴坂の仇討ち」

はっきり言って顔が覚えられない人間である。 しかも、着物姿に日本髪を結っていたら、「あれ、この女優、なんとなく広末涼子に似ているなあ。声もちょっと似ているけど、彼女はもっとアニメっぽい間抜けな声だよなあ。うん、広末涼子ではないな」などと勘違…

ブルドッグみたいな顔したガンマンが魅力の映画「ウエスタン」

週末の深夜、アールグレイの香りと味を楽しみながら、古い映画を見るのが長年に渡る私の習慣である。 ちょっと見栄をはってしまった。実際には、カップラーメンを食べながら、というのが正しいのだが、それではオシャレじゃないので、アールグレイということ…