だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

盗撮か、アートか。東京藝大生、逆に晒される。

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写真が好きで、RICOHのGRデジタルを愛用している。

自分で言うのも何だが、センスもそこそこ良くて、街を歩いていて「お、このシーンを撮ればいい写真になりそうだ」と思うこともしばしばである。だが、シャッターは押さない。私が感じるそのいい写真は、ほとんどが人物が被写体であり、撮れば盗撮になるからだ。

おまけにコミュニケーションに難があるから、「撮っていいですか」とも訊けないし、撮ったあとで交渉することもできない。今は、撮っただけで「お前、盗撮やろ」と責められ通報され逮捕されてしまうのだ。

泣く泣く心のシャッターのみを押して、その場を去るのである。

正直、こんな寒い時代になったことが悔しくてならない。それもこれも、ネットという世界中に拡散できるシステムのせいである。拡散されるから人は恐れ、写真に撮られることを回避しようとする。

そして何より、階段を上る女性のパンツや道ばたで無防備にしゃがみ込んだ女性のパンツや自転車に乗った女性のパンツを盗撮する連中のせいである。わざわざ3種類のパンツシーンを書いたことでおわかりだろうが、私は、女性のパンツは大好きだ。だが、女性のパンツを盗撮する連中は大嫌いである。

さて、また、盗撮で騒ぎが起こった。

カメラマンやそれを目指す人たちがつくったホームページ上で、無許可で撮った(らしい)写真が掲載されているのだ。いい写真もあるのだが、ホームレスや酔っ払い、電車で眠り込む人など、バカッターでよく見る写真に近いものもあり、確かにこれは非難されて当然だろう。

特に、東京藝術大学大学院に通う学生の写真は悪質である。ホームレスの写真が何点かあるのだが、写真としての出来も悪く、報道的な意味合いもない。興味本位、あるいは悪意しか感じられない。馬鹿な写真をツイートする連中と同じ行為に思える。この人、面白い写真も撮っているだけに、ちょっと残念である。

ただ、弁護しておくと、ほとんどのメンバー、ほとんどの写真はまともだし、いい写真もある。何人か電車内での隠し撮りと思える写真を掲載している人がいるが、感じるのは悪意よりも無知の方が大きい。

自戒を込めて言うと、自分のセンスを特別視しないことだ。自分程度の才能の持ち主は、掃いて捨てるほどいる。常にそう言い聞かせていれば、アートと盗撮を間違えることはないだろう。

 

 

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