だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

糸井重里の天声人語

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実は、朝日新聞を購読している。恥ずかしい話である。そもそも朝日新聞は韓国の慰安婦ねつ造記事が発覚する前から嫌いだったのだが、私が若いころは広告業界の人の多くは朝日新聞をとっていた。

当時、広告媒体の定番が朝日と日経だったのと、広告業界の求人が多かったからである。私も朝日新聞の求人で何社か受けたことがある。

朝日新聞はいまだに偏向がひどく、社説から政治欄、読者の声欄など、見ていて呆れるほどだ。ただし文章力がないので、いまどきの読者はだませない。ただの不快な記事としてのみ存在する。

特に読んでいて不快なのは、皮肉交じりの批判である。夕刊の「素粒子」などは、その典型である。自分では高見から意見しているつもりなのかもしれないが、やっかみのようで見苦しい。ユーモアのセンスがない人間は、きちんと真正面から批判すべきだ。

さっさと読売新聞にでも代えればいいのだが、新聞販売所が気の毒な気もするし、連載小説を読んでいるので、なかなか切替の機会がない。特に今は、吉田修一の「国宝」が連載されているので解約は無理だ。

考えてみれば、新聞の一ヶ月の購読料金が4,037円というのは、ちょっと高いのではないか。ネットのニュースなら無料で読めるし、主なニュースなら大概はテレビでカバーできる。

朝日だけではなく、新聞の購読者はどんどん減っているのであり、ここらで月額2,480円くらいにするのが戦略的にもいいのではないか。新聞各社は、さっさとそうしたまえ。

そういえば、いまだに朝日新聞は「天声人語が読めるのは朝日だけ」とトンチンカンなキャッチを使っていて、あまりに世間知らず。これは、「プラズマクラスターはシャープだけ」と同じ論法であり、「名前つけたんはシャープなんやから、シャープだけに決まっとるやろが」と突っ込まれても仕方がないのだ。

そもそも、天声人語を読んでいて「なるほど」とか「いい文章だ」とか「さすがだな」とか思えたことは、昨今、一度もない。

私が毎日読んでいる天声人語的な文章と言えば、「ほぼ日」の糸井重里「今日のダーリン」である。こちらは、いつ読んでも、たいていどこか心に引っかかる部分があり、「なるほど」と頷くことが多い。

天声人語で売りたいのなら、糸井重里にでも書いてもらえばいいのだ。だったら私も満足して購読を続ける。

今、連載されている吉田修一の「国宝」が終わったら、朝日新聞の解約は待ったなしだ。