だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

「仙台育英の選手が一塁手の足を蹴った?」つまらん中傷をするやつがいるな、と思ったら。

 no title

高校生時代、高校野球は嫌いだった。なぜ、連中だけがクローズアップされるのかわからなかった。野球部の予算は多いし、グランドも優先的に使っていた。

なぜだ!?

オレだってグランドを広々と使って卓球をやりたいんじゃ~、と教師たちに訴えても無駄だった。それ以来、高校野球は私の敵である。

さて、昨日の仙台育英大阪桐蔭の試合は、劇的な幕切れだった。

で、ネットでは、「仙台育英の選手が一塁手の足を蹴った」などと言われていて、私はつまらんことを言うやつがいるな、と憤慨した。大阪桐蔭一塁手がベースを踏めなかったという失策が勝敗の大きな要因となったのは事実だが、7回の走塁でちょっと足が当たったくらいで何を言ってるんだ。

今日になって、映像を見て驚いた。

蹴っとるやんけっ。

この走者、強引に蹴りにいっとるやんけっ。

正直、もっと微妙な走塁を予想していた。だが、どう見ても蹴りにいっているように見える。まっすぐに進まずに右足をやや一塁手よりに寄せてベースの中央を踏み、左足を外側から回すように動かしている。ボールを蹴るときと似た軌跡だ。これは、確信犯である可能性が高いなと私は判断した。

そして、9回裏、仙台育英の最後の打者が一塁アウトで試合終了となるはずが、一塁手の足が離れてセーフ。その後、ヒットを打たれてサヨナラである。まあ、蹴られた痛みでベースを踏めなかったわけではないだろうが、多少の影響はあったかもしれない。

どちらにしても、非常に後味の悪い結果だった。

しかし、この走者は、なぜこんな行為をしたんだろう。「蹴ったら足が離れてセーフになるんとちゃうやろか」と子供じみたことを考えたのだろうか? 「野球は格闘技や」という信念でもあるのだろうか? それとも「何としてでもセーフになろう」と必死だったのか?

おそらく彼の行為は、仙台育英にとって大きな逆風となるだろう。彼は、今、少しでも後悔しているのだろうか?

まさか「へへへ、オレが蹴ったおかげで勝てたんだよ~」などと言ってないだろうな。

なぜか私は、そのセリフをちびまる子ちゃんの藤木の声で脳内再生してしまった。ああ、ムカムカする。何が「熱血甲子園」だ。我が卓球部の2倍以上予算を取りやがって。

高校野球なんか大嫌いだ」と私は呟いた。

 

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