だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

ダメな業者は、反省しても努力してもダメだと思う。神奈川県大磯町の中学校の「まずい給食事件」

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私には、給食にいい思い出はない。

まずかったからだ。しかも、「残すのは悪」という風潮があり、牛乳が飲めない子供など、最後まで飲めずに泣いていたものだった。私も春雨スープが嫌いで、口の中いっぱいに含み、トイレに駆け込んで吐き出すという手法で危機をしのいでいた。

神奈川県の中学校の給食から異物が相次いで見つかり、大量に食べ残しが出ていたという話を聞いたとき、私の脳裏に春雨スープの恐怖が蘇ったのである。

まあ、このケースはもっとひどい。髪の毛やプラスチック片の混入が頻発すれば、そりゃあ食欲も失せるだろう。そんな状態で「食うぞーっ」と食欲満々なのは、ちびまる子ちゃんに出て来る小杉くらいなのだ。

事件のあった大磯町の対応が、またひどい。

昨年1月~今年7月に見つかった異物は84件で、うち15件は業者側に原因があったと特定された。この間、給食の食べ残しが続いたにもかかわらず、町が業者の工場を立ち入り調査したのは1回のみ。町教委の教育部長も「重大な案件と捉えていなかった。認識が甘かった」と謝罪した。

異物混入がこれほど続き、食べ残しが山ほど出ても「重大な案件」と捉えないこの鈍感さ。ニュースで話題になってはじめて「エライコッチャ」とあわてふためくこの愚かさ。

さらには、大磯町はこう発表している。

「異物混入の原因が特定されるまで、給食業者を変更しない」

いやいやいや。それはあり得ない。

この危機意識のなさはどうか。異物混入が連続して起こっていながら、「原因が特定されてないので変えないよ」というのは異常である。で、また、異物混入が起こったらどうするのか?

「認識が甘かった」とまた言うのか?

異物混入の原因など、とっくにわかっている。

その業者の質が低いからである。その業者の調理に対する意識や技術や経験が足りないからである。その業者を使う限り、異物混入は続き、食べ残しも増え続けるのだ。当たり前ではないか。

で、ちょっと理解に苦しむのは、この業者、とんでもない文書を取引先の私立幼稚園などに配布していた。

「弊社で混入したと考えにくい案件も含まれている」「90%は髪の毛で、2校のうち1校の学校にのみ混入している」

これは、事実と異なる内容であり、生徒や学校側に責任があると主張しているように読み取れるものとなっている。本当に馬鹿じゃないのか。

この業者の社長は、その件を取材されてはじめて「やばい」と理解したのだろう。

「内容をしっかり精査しないまま出してしまった。事実誤認があり、反省している。不徳のいたすところで町には謝罪したい。改めておわびの文書を出すつもりだ」

ムリムリムリ。絶対ムリ。

こんな業者は、100年反省したって質が低いままだ。100年精査したってまともな対応は取れないのである。ダメな奴はダメ。残念ながら、それが事実なのだ。

神奈川県大磯町は、とっととこの業者を切れ。それが最善の道だ。