だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

博多高校の校長「SNSで拡散されなかったら問題にならなかったのに~。よし、今後はITモラルを養成する」とつい本音を漏らす。

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授業中に生徒が教師を蹴り、それがSNSで拡散されて問題となった。

蹴った生徒は馬鹿だし、それを撮影していた生徒も馬鹿。笑ってみていた生徒たちも馬鹿。少々きついかもしれないが、暴力を振るわれるままの教師も馬鹿だと思う。だが、一番馬鹿なのは、校長だった。

こんなお詫びの文書を出したのである。

「9月28日の授業中、本校1年生の生徒が、新任教員に対し暴行するという事案が発生しました。
この様子は撮影され、SNSに投稿されることでネット上に広がることとなりました。
今回の件で、在校生並びに保護者の皆様、卒業生の皆様、本校関係者の皆様、そしてネットでの情報等により不快な思いをされたすべての皆様に深くお詫び申し上げます。
本校では、これまでも道徳教育を推進し、暴力は絶対にあってはならないものであることを教育してまいりました。
また、SNSの利用につきましても、その危険性を指導してまいりました。にもかかわらず、今回の件を防ぐことが出来なかったことは残念でなりません。
私どもの指導が至りませず、誠に申し訳ありませんでした。
本件を真摯に受け止め、今後は、改めてITモラルを持たせる教育、生徒の心が健全に育つよう教育の充実を図り、また教員の連携やフォローアップ等、教員を育てる体制等、学校組織をしっかり作ってまいります」

この文章を読めば分かるのだが、暴行したことよりもITモラルの欠如を嘆く内容になっている。もう、本音がミエミエではないか。

「教師に暴力は、まあ、ようあることや。そやけどそれを撮影して、しかもTwitterで拡散されるとはなにしてけつかんねん。くっそー。SNSには注意せいと、散々言うとるやろうが。我が校のイメージがダダ落ちやんけ。わしかてこれから保護者に謝罪や。お詫びの文書も作らなあかん。面倒やのう。おい、副校長、お前、適当にお詫びの文章作っとけ」

校長は、何が一番問題だったのかが分かっていない。

一番問題なのは、暴力を振るう生徒である。それを撮影し、笑って見ている生徒たちである。つまり、基本的な教育ができていないということだ。詫びるのなら、それを重点的に侘びなければならない。SNSなどどうでもいいのだ。

また、当初、学校側は警察沙汰にはしないと言っていたが、それも大きな問題だ。

暴力を内々に済ませようというのなら、だったら教師の反撃も許可すべきだ。体格に差があるのなら、目潰しでも金蹴りでもいい。必死になって反撃し、例え怪我をさせても「正当防衛です」と言っておけばいい。暴力を振るわれていたのは事実なんだから。

保護者から文句が出たら、「いや、うちは生徒が暴力を振るっても警察は介入させませんが、先生が反撃しても全然OKです。そういう校風です」と言っておけばいい。

それだけの覚悟がないのなら、最初から警察に知らせるべきである。動画があれば警察は動く。結局、生徒が逮捕されるのは分かっていたのだ。

博多高校のイメージを地に落としたのは、暴力を振るった生徒でもそれをTwitterで拡散した人物でもない。校長自身だということを自覚していただきたい。SNSに責任を転嫁するようでは、校長は無理だっちゃ。