だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

アサヒグループホールディングス本社のオブジェの塗り替え開始。もっときれいなウンコになる。

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ご存知か? 「きれいな金玉」という有名な話がある。

昔々、ロンパールームという子供向け番組で、先生が「みなさ~ん、『き』で始まるものの名前には、何があるかな~」と幼児たちにたずねた。「キリンさん」「きゅうきゅうしゃ」などと答えが出る中、一人の幼児が、「きんたま!」と答えた。先生は、「うーん、もっときれいなものにしましょうね」と言ったところ、同じ幼児が即座に「きれいなきんたま!」と答えた。画面に「しばらくお待ち下さい」とテロップが流れ、再開されるとその幼児はおらず、座っていた椅子にはクマのぬいぐるみが置かれていた。

良くできた話であるが、事実かどうかはわからない。

「きれいなもの」という問に対して、「きれいなきんたま」と即答できるのは、これは只者ではない。また、幼児がいなくなってクマのぬいぐるみが置いてあるというのも、オチとして秀逸だ。普通は、「きれいなきんたま」で終わるのである。

私個人としては、「金玉が汚い」という先生の発言は、非常に不愉快だ。これは、男性に対する差別でありヘイトである。例え世の男性の金玉が汚くても、少なくとも私の金玉はピカピカである。嘘だと思うなら、見せてやるから訪ねてきたまえ。

さて、墨田区にあるアサヒグループホールディングス本社のオブジェが塗り替えられるんだそうだ。アサヒグループホールディングスというと訳がわからないが、アサヒビールの会社である。

そして、その本社のオブジェというのは、あの金色のウンコである。

東京は、新宿駅周辺と御代官山くらいしか行ったことがないのだが、金色のウンコは写真でよく見る。一度、実際に見てみたいものだ。

金色のウンコが造られたのは、1989年のことである。アサヒビール創業100周年を記念して造られたものだそうだ。デザイナーは、フランス人のフィリップ・スタルクさんで、実はあれはウンコではなく、燃え盛る炎をデザインしたものだ。

などともっともらしく言っているのだが、まあ、嘘だね。

フランス人というのは、有色人種に対する差別心が強い人が多いと聞く。差別というよりも区別であるという人もいるほどだ。

おそらくフィリップ・スタルクさん、「なんじゃい、日本のビール会社のオブジェやて? hahahaha、お前らみたいな猿がオブジェやなんて、1万年早いんじゃ。そや、オブジェ、ウンコにしたろ。日本人にぴったりや。まあ、炎をデザインした言うたら、納得しよるやろ」などと思ったに違いない。

オブジェは長さが44メートル、重さ360トンの鋼材を使用。

日焼けなどの経年劣化で色がくすみ、アサヒの人も、「あかん、このままではホンマモンのウンコになってしまう」と焦ったのだろう。すでに足場は組まれ、やがて全体が覆われるために、一時的に見ることができなくなるという。

完成予定は、今年の12月上旬。

きれいなウンコというアンビバレンツ極まるオブジェは、東京の寒空の下で金色に輝き、「それにしてもでっかいウンコやな」と訪れる観光客に畏怖の念を抱かせるに違いない。

 

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