だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

もう、来年から年賀状を出すのはやめよう。そう決意したあなたへ。

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毎年、この季節になると心に決めることがある。

もう、年賀状を出すのはやめよう。こんなくだらない習慣は断ち切るのだ。そう思いながら、すでに20年近く経つ。情けないことだ。民進党と同様、決められない男である。

そもそも私のような一般人の年賀状など、いったい誰が欲しがるというのか。顔は不細工だわジジイだわおまけに口は悪いわ、おそらくほとんどの人が「金をもらってもいらないね」と考えるに違いない。

これが大谷翔平くんの年賀状なら「くれ」という人が殺到するだろう。私だって欲しい。山尾志桜里さんの年賀状も、仲間内で話題になりそうだから欲しい。辻元清美さんのはいらない。

今日は、年賀状の作製で時間がつぶれた。

文案を作るのに40分。パソコンでデザインするのに30分。MultiWriter5750Cというカラーレーザープリンターを使っているのだが、ハガキの設定が出ず、仕方がないのでA4サイズの設定で印字できるように調整するのに20分。出力するのに20分かかった。

問題は宛名書きで、これは深夜にスタートレックのDVDでも見ながら書こうと思う。ただしボーッと書いていると間違える可能性がある。

お年玉付き年賀はがきだから、間違えたからとビリビリ破るわけにはいかない。確か、手数料を払えば交換してくれると思うのだが、面倒だし、「あら、このお爺さん、こんなヘンテコな年賀状を出すつもりなのかしら」などと局員に思われるのは腹立たしい。

普通のハガキサイズの用紙に出力すればラクなのだが、あれは、切手を貼っていくのが結構面倒だ。しかも、唾液のDNAという個人情報を盗まれる可能性もある。殺人事件現場に残されて犯人と間違えられては大変なのだ。

第一、お年玉付き年賀はがきだから、とりあえず残しておこうという気になってもらえるのである。お年玉がなければ、速攻でゴミ箱行きなのだ。そうなってもいいと思うのだが、それでも「なんだ、お年玉付きじゃないのか。しけてやがんな」などと思われるのが嫌なのである。小さな男だと自分でも情けない。

来年こそは、と私は思う。

来年こそは、年賀状を出すのをやめるのだ。きっぱり、さっぱり、完全に、年賀状の呪縛から解き放たれるのだ。そして、「あ、この人に出してなかった」とあわてて年賀状を書くような情けなさと慌ただしさに満ちた正月から脱出するのだ。

必ずだ。