だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

韓国のムン・ジェイン大統領が、米国の権威ある「バランス外交賞」を受賞。おめでとう!

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自分の評判を気にするのは、まあ、仕方がない。

誰だってそういう一面はある。天下御免の世捨て人を自認する私にだってある。自分の評判などまったく気にしない人間であれば、私などは夏は素っ裸、冬はコタツを背負って外出するのだ。

さて、韓国の人たちは、自分の評判を極端に気にするという特性がある。特にほめられているという情報には、全国民が集まってきて祝宴を開く。

外国人(白人のみ)を見れば、「ドゥユーノウキムチ?」と問いかけ、知らなければ「食え食え」と口に押し込んで、「うまいだろ。うまいだろ。さあ、うまいと言え。韓国サイコーと言え」と強要するのである。

今回のニュースもそうした韓国人の特性を顕著に現したものだった。

ムン・ジェイン大統領が米国の外交・安保専門メディア『ディプロマット』で『The balancing act award(今年のバランス外交賞)』に選ばれた。みんな喜べ。バンザイ、バンザイ、バンザイ!」と大統領府が報告したのである。

さらには、大統領府のコ・ミンジョン副報道官は、大統領府公式フェイスブックのライブ放送に出演。

「米国がFTA改正を要求し、中国がTHAAD関連で経済的な圧力を加えるという状況の中、ムン大統領はあくまで平和を強調。FTA改正要求に賢明に対処したり、中国との関係を改善したりした。それが『バランス外交賞』にふさわしいと、この賞を贈ってくれたのではないかと思う。文大統領1人だけに贈られたのではなく、大韓民国国民全員に送られたものだ」と語ったのである。いや、語ってしまったのである。

実は、あなた。

同時受賞した人たちを見れば、この賞の実態がわかる。

まずミャンマーのアウン・サン・スーチー国家顧問である。スーチーさんが受賞したのは、「The Dr.Jekyll and Mr. Hyde prize(ジキル博士とハイド氏賞)」である。ノーベル平和賞を受賞しながら、その後、少数民族虐殺を傍観したと非難されていることを皮肉った賞なのだ。

フィリピンのドゥテルテ大統領も受賞している。こちらの賞は、なかなか傑作である。「The shoot first,ask questions later prize(まず撃って、後で尋問しろ賞)」なのだ。

つまり、ムン大統領が受賞した「The balancing act award(今年のバランス外交賞)」というのは、ムン大統領の中国についたり米国についたりするコウモリ外交を皮肉った賞なのだ。日本語の記事では「今年の均衡者賞」と訳されていたが、「綱渡り外交」や「やじろべえ外交」といった意味合いが強いと思う。

今頃になって大統領府の「文大統領のバランス外交が米メディアで高く評価された」という発表は、誤訳ではないかという指摘が起こり騒動になっているのだそうだ。

しかし、私のような英語がわからない人間ならともかく、一国の大統領府ともあろう部署がこんなトンチンカンなことをやってしまうというのは、やはり前述した韓国人の特性が影響しているのだろう。

「ほめられた!」という喜びが客観性を失わせるのである。「あのアメリカ様にほめられた! よし、すぐに発表だ。なに? まだ全部訳してない? そんなもの後でいい。すぐに国民を喜ばせるのだ。そして、日本を悔しがらせるのだ!」

コ・ミンジョン副報道官の「文大統領1人だけに贈られたのではなく、大韓民国国民全員に送られたものだ」という発言は、まさにその通りの結果となってしまったのだ。国民すべての恥になってしまった。今頃、頭を抱えているんだろうなあ。実にお気の毒である。

だが、皆さん。韓国を笑ってばかりはいられない。韓国ほどではないにしても、日本にもそうした傾向はある。

世界が日本を認めていると自画自賛する番組は、もう、そろそろやめた方がいいのではないか。ああいうコンセプトは、日本人には合わない。見ていて恥ずかしくなってしまうのである。

さらには、ああいう意識が強まると、そのうち日本人も韓国人になりそうで恐ろしいのである。