だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

「日本死ね」のユーキャンが主催する流行語大賞が、まったくつまらなくなったのは、やはり、やくみつるさんをはじめ、リベラルな皆さんの努力が足りないせいだと思う。

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テレビのニュースで「日本死ね」のユーキャンが主催する流行語大賞の結果発表をやっていたのだが、まったくつまらなかった。

年間大賞は、カーリングの「そだねー」である。もはや「そだねー」としか言いようのない結果だ。驚きも感動もない。もう、こんなイベントやめたらいいのにと思う。

スポーツをはじめ、勝負事を楽しむ際には、感情移入が重要な要素となる。どちらかをひいきしたり、反感を持ったりするから見ていて面白いのだ。純粋に勝負事を楽しむことができるピュアな人など、そうはいないだろう。

私なども「このボケ~、監督なんか辞めてしまえっ。こらー、金本、お前やぞー」などと怒鳴り散らしているから面白いのであって、金本監督が辞めてしまった今、来期のプロ野球には何の期待もできないのだ。

思えば、流行語大賞は2015年がピークだった。覚えておられるだろうか? まあ、忘れていてもガックリする必要はない。私だって、忘れていた。ネットで確認しながら書いているのである。

2015年は、何と言っても「アベ政治を許さない」が注目される。いやあ、素晴らしい。しかも、「一億総活躍社会」や「SHIELDs」まで大賞に入っているのである。「処女だと病気だと思われるよ」という名セリフで有名な鳥越俊太郎さんが、おそらく獅子奮迅の働きをしたのだろう。リベラルの面目躍如だ。

さらに、その他の候補を見てみると、「自民党、感じ悪いよね」「とりま、廃案」「戦争法案」「早く質問しろよ」「I am not ABE」「国民の理解が深まっていない」など、リベラルが大喜びするような言葉が選ばれているのである。

そして、翌年の2016年、ついにあの「保育園落ちた日本死ね」が誕生する。受賞式に訪れた週に4回も不倫していた山尾志桜里さんの満面のテカテカした笑みが忘れられない。テカリーヌの面目躍如である。

ただ、さすがにこの選定には、批判が多かった。つるの剛士さんは「こんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました」とツイートしてSHIELDsにバッシングを受けた。

選考委員のやくみつるさんは、「私も当時は嫌悪感を示した方だが、それとこれとは話が別」などと言い訳をした。つるの剛士さんとは逆の意味で、バッシングを避けたかったのだろう。

ジャーナリストの井上トシユキさんは、「政治色が強いのは余計な混乱を避けるために選ばないのが常套なのに、ユーキャンの場合はガッツリ選んでくる。『日本死ね』は非常に強い言葉で、ネット右翼と左翼で非難の応酬になっている。選考過程がハッキリしていない点の反発が多く、オープンの場で選んだ方がいいのではないか」と指摘した。

TBSのアンケート調査でも、「日本死ね」を流行語大賞のトップテンに選んだことに「賛成」23%、「反対」77%という結果となった。

この騒動を受けて、主催者のユーキャンは「こりゃ、あきまへんがな。やばいでんがな」とあわてたのだろう。自社の宣伝のために使っているイベントが、ネガティブキャンペーンになってしまっているのだ。私自身、ユーキャンと書く場合は、「日本死ね」のユーキャンと必ずフレーズを付けて書くことにしている。

とりあえず鳥越俊太郎さんを審査委員長から外した2017年の年間大賞が「インスタ映え」と「忖度」。あ~、しょうもなと私はがっかりした。「忖度」に少しばかりのリベラルさが感じられるが、このパンチのなさは何なのか。

そして、2018年になると、トップテンの中でかろうじてリベラルぽいのが「#MeToo」のみである。しかも、福島みずほさんや辻元清美さんが「私も#MeToo」などとはしゃいだおかげで、言葉自体が政治の道具としてしか見えなくなり、少なくとも日本ではその言葉としての力を失っているのだ。

前述したとおり、勝負事を面白くするには、ひいきや反発が不可欠である。今の「日本死ね」のユーキャン流行語大賞には、面白くなる要素が皆無と言っても過言ではない。何が選ばれるだろう? くそっ、こんな言葉を選びやがってという、盛り上がりがまったくないのだ。

それもこれも、やくみつるさんの力不足が原因である。知名度や性格からして、彼がリベラル代表として、審査委員を率いる責任があるはずなのだ。俵万智さんでは無理である。

「オルニチン」などの宣伝にかまけている場合ではないぞ。何が「やくみつるも大絶賛!」だ。何が「1粒にしじみ300個分のオルニチン」だ。何が「売り上げ日本一のオルニチン」だ。やくみつるが突き進むべき道は、オルニチンではなくて反日であるっ。もっと、強烈な反日反自民フレーズを選ばんかいっ! この口だけリベラル男がっ!

と言うわけで、私は、流行語大賞の面白さを取り戻すために、鳥越俊太郎さんの審査委員長復活を進言するのであります。