だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

朝日捏造新聞元記者が百田尚樹氏の「日本国紀」を読む安倍総理に対し「無教養の告白だね」とツイートする。私は、朝日新聞購読者として、あなたのような元記者がいることが悲しくて思わず泣いたのだよ。大晦日だというのに。

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私はTwitterFacebookもやらない。

誘われてアカウントは作ったのだが、もう何年も放置状態である。そもそも私は戯れに小説などをちまちま書いている人間で、本来は長い文章を書く系である。Twitterなどとても無理。

実を言うと、頭が悪いので長い文章も苦手で、書いているうちにテーマがずれ、視点もずれ、人称さえずれてしまい、主人公が「僕」になったり「俺」になったり「拙者」になったりする。そして、いつも最後は収拾が付かなくなって頓挫するのだ。永遠の未完の大器である。

だと言うのになぜ長文を書くのかというと、キーボードを打つのが好きだからだ。私の数少ない取り柄のひとつにタッチタイピングがある。昔はブラインドタッチと言った。キーボードを見ずに、ビャーッと打てるのである。時速で言えば、おそらく1200キロは出ていて、時折音速を超えて衝撃波で家が壊れる。

打っているうちにトランス状態になっているのだろう。一心不乱である。家が壊れてかけているのに「ふふ、ついにキーボードを打つ速さが音速を超えたか」などとチラリと考えてキーボードを打ち続ける。翌朝外を見ると、台風でベランダの屋根が飛んでいたのだ。

で、タイピングが終わって、ふと気がつけば傑作ができあがっていればいいのだが、まるでダメ。成績を付けるとすれば、100点満点で53点くらいのできなのだ。

いやいやいや、そんなことを書くつもりではなかった。また、前振りが長くなってしまった。早急に切り上げるのである。

さて、元朝日捏造新聞の記者が、こんなツイートをした。

 

▼佐藤章元記者のツイーート

うわ。うっかり見過ごしていたが「ゆっくり栄養補給したい」と思って買った本がウィキコピペの「日本国紀」とは。 これが一国の首相の選ぶ本か。たぶん安倍は歴史学の本を読んだことがないんだろう。 少しでも歴史に思いを致した事があれば百田の本なんか恥ずかしくて人前に出せない。無教養の告白だね。

 

安倍総理が「年末年始はゴルフ、映画鑑賞、読書とゆっくり栄養補給したいと思います。 購入したのはこの三冊」とツイートして、その中に百田尚樹さんのベストセラー「日本国紀」が入っていたのである。

佐藤章元記者のツイートはちょっと炎上したらしい。

確かに上記の文章には品格が感じられないし、安倍憎し百田憎し右翼憎しの感情で満ち満ちているのだが、まあ、それはいいのではないか。私だって嫌いなものはある。例えばニンジンは大嫌いだし、ニンジンの悪口なら原稿用紙300枚は書ける。

彼が安倍総理を安倍と呼び捨てにしようが、安倍のクソ野郎と言おうが全然問題ない。

私などは、「ニンジンはお好きですか?」と聞かれた際には、「ニンジン野郎のコンチキチーのポンポコピーですか~っ。嫌いに決まってるでしょうが~っ。親のカタキでしょうが~っ」と怒鳴るように答えるのである。

問題は、ツイートの内容ではない。ツイートのコメント欄において、この元朝日捏造新聞の記者の息子のことが晒されていたことにある。もし、フェイクなら明らかに名誉毀損という内容である。

記事を掲載してみる。

「電車内で乗客の頭をハンマーでなぐったとして、神奈川県警大船署は5月12日、朝日新聞社経済部・佐藤章記者の横浜市に住む長男(私立平塚学園高校2年、17歳)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。調べでは、佐藤容疑者は同日午前5時ごろ横浜市のJR根岸線港南台駅から本郷台駅間を走行中の普通電車(東神奈川発大船行き)内で、寝ていた乗客の無職男性(48)の頭をハンマー(全長23センチ)で2回殴った疑い。男性は3週間のけが。佐藤容疑者は『親父からだれかを殺せと指示された。ハンマーは親父が買ってくれた』などと供述している」

2000年5月の事件らしいのだが、これは、事実なのか。事実だとすれば、17歳の少年犯罪にしては、学校名だけでなく、父親の氏名職業まで明記されているのは、おかしいのではないか。何か報道側の意図があったのか。「うわっ、朝日新聞の記者の息子やんけ。よーし、いつもの3倍増しで、記事を書いたろ」と産経新聞あたりの記者が張り切ったのだろうか。

もし、これが事実ならば、この事件が元記者の精神に大きな影響を与えたことは想像に難くない。私立平塚学園高校と言えば、今の偏差値ランキングを見ると神奈川県328件中45位であり、そこそこの学校のようだ。それなりに自慢の息子だったのではないか。それが殺人未遂で逮捕である。記事を作る側の人間なのに、自分の息子が記事にされてしまったのだ。大変なショックであったはずだ。

もしかするとその現実を恨み、「ワシが悪いんやない。ワシの育て方は、正いんや。朝日新聞の記者になれるような高等民族のワシが、育て方を間違えるはずはないんじゃ。そうや、これもそれも全部社会が悪いんや。安倍のコンチキチーのポンポコピーが悪いんや」と逆恨みするようになったのではないか。家族による犯罪が、一人の記者の精神を潰してしまったのである。

朝日捏造新聞元記者の佐藤章くん、君に何があったんだね、と私は大晦日を迎えた日、彼の人生に思いを馳せながら、一筋、涙を流したのである(嘘)。