だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

安物買いの銭失いにはならなかった、Amazonのタブレット端末Fire HD 8。

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いやあ、つい買ってしまった。Amazonタブレット端末Fire HD 8である。

これまでは、レノボ製のAndroidタブレットを使っていた。契約しているプロバイダからただでもらったのだが、確か6年ほど前の製品だったと思う。さすがに古いと思うのだが、多少、バッテリーの持ちが悪くなったような気がするだけで、問題なく使えている。

私は、使えるものは徹底的に使う派で、「型が古いから買い換えよう」などとは思わない人間だ。パソコンは多少遅くてもエディタが使えればいい。雑巾は、朝日捏造新聞で代用する。腕時計はいらない。時間など太陽の位置で判別できる。

座右の銘は、質実剛健、剛毅木訥。古代ギリシアの禁欲主義の哲学者であるアンティステネスを師と仰ぐ男である(嘘)。

そんな私が、Amazonの初売りセールをチェックし、いつもなら8,980円のFire HD 8 タブレットが6,480円になっているのを見た瞬間、まるで催眠術にかかったかのように「カートに入れる」をクリックしてしまった。たった2,500円安くなっただけで、この体たらくである。

で、Amazonの商法にのせられて買ってしまったFireタブレットなのだが、これがなかなかいい。安物買いの銭失いとはならなかった。高性能というわけではないのだが、必要にして十分。コストパフォーマンスは抜群である。

欠点としてよく挙げられているのが、Google Play ストアが使えないという点だ。アプリが豊富なGoogle Play ストアに比べ、Amazonのストアは圧倒的にアプリが少ないのである。利用者の評価の数も驚くほど少ない。

だが、心配はご無用。今は、簡単にGoogle Playを導入できる。以前は、root化やらパソコンを介する必要があったらしいが、今はFireタブレットに入っているブラウザでGoogle Playの4つのAPKファイルをダウンロードしてインストールするだけである。

SDカードは抜いておくとか、インストールの順番を正しく行うとかの手順はあるのだが、親切な人たちがその方法をネットで公開しているので、それを見れば簡単に行える。情弱で引き算が苦手で、おまけに加齢臭が強い私でさえできるのである。

まあ、これは何かあっても自己責任なのだが、今のところは問題ないようだ。ただし、保証は受けられないとどこかで読んだからご注意いただきたい。

もう一つの欠点としては、ホーム画面が不細工というのがある。上の写真の右側がデフォルトの画面なのだが、ホームや本、ビデオの文字がでかすぎる。英語ならまだましなのだが、日本語だと、見るたびに憂鬱になるのである。

これもAndroidのランチャーアプリを使えば改造できる。上記の写真の左側がそれだ。

私は、シンプルそうなMicrosoft Launcherというのを使ってみたのだが、とりあえずは使えた。ただし、ホームボタンを押すとデフォルトのホーム画面に戻ってしまうので、それを防ぐための処理が必要となる。まあ、興味のある人は、検索して挑戦していただきたい。

では、私がFire HD 8にインストールしたアプリの一部を紹介しよう。

Google Chrome
パソコンではOperaを使っているのだが、ブックマークの同期が簡単そうなのでChromeにした。これならパソコンで登録した助平サイトも、新しい端末ですぐに楽しめるのである。

●aCalendar
デザイン的にすっきりして美しい。操作性もいい。月表示から指をスワイプさせると、指を当てた週の週表示となり、さらにスワイプすると指を当てた日の一日表示となる。いちいち表示を変える必要がなく、なかなか便利。これは、Amazonのストアにもある。

●Character Planner
シナリオや小説書きに特化したアプリ。ストーリー(梗概)やキャラクター、シーン、ロケーションなどをそれぞれ書き込んでいける。私はパソコンのアウトラインプロセッサを使うのだが、タブレットスマホでちまちま打つのが得意な小説書きの人にはおすすめである。

●miMind
マインドマップ系のアプリ。あらかじめ用意されたテンプレートがいくつかあるので、とりあえず適当にチョイスして、あとから書き込んでいけばいい。操作性も優れている。

ATOKGoogle
日本語入力では、ATOKのフラワータッチ入力が効率的。最初の設定ではジェスチャーガイドが出てくるのだが、これは慣れてきたら表示しない方がいい。QWERTYキーボードもたまに使うのだが、その場合はGoogleのが使いやすい。

●Twin電卓
本当は関数電卓sc-995などを紹介したいのだが、全然使いこなせていないので、いつも使っているTwin電卓を紹介するのである。2つの電卓をワンタッチで切り換えられるので、「えーっと、さっき出した数値はいくつだっけ」という場合に便利である。頭が悪い人用の電卓だ。

Fire HD 8 タブレットにして驚いたのは、いくらでもインストールできることである。前のAndroidタブレットはメモリーが少なかったので、「エディタはこれにするか。いや、待てよ。デザイン的には、こちらの方がいいんだが」などと迷っていた。私が使っていた各アプリは、無数のアプリから選ばれた歴戦の勇者だったのだ。

今回は、いくらでもインストールできるので、アプリの選び方にも緊張感がなく、「まあ、しょうもないアプリやけどとりあえず入れとこか」状態である。本当なら喜ぶべきことなのだが、逆につまらないのだ。

本やゲームがありすぎるとやりたいという欲が薄れ、時間がありすぎると無駄に時間を浪費する。過ぎたるは及ばざるがごとし。薬も過ぎれば毒となる。Too much is as bad as too littleというわけである。

これが金持ちの憂鬱か、などと考えながら、今日も私はFire HD 8 タブレットをヘコヘコ触っているのだ。