だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

まるで魅力が感じられない「一太郎2019」の悲劇。野暮ったい外観はずっと変わらず。購入は見送りか!?

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また、一太郎の新しいバージョンが出る季節となった。

私は、昨年の「一太郎2018」はプレミアム版を買ったのだが、正直、「前のとどこが違うねん」と大いに不満を感じた。貧乏くさいが「あの16,524円を返せ!」と言いたいくらいだ。「せめて1万円だけでも返してくれ」と懇願したいのである。

で、今回のバージョンアップなのだが、送られてきたカタログを見る限り、これまでのものとほとんど違いはないようだ。テーマページには「たしかな日本語文書実現宣言!」などと書いてある。文書校正機能が使いやすくなったらしい。まあ、本来の目的である執筆のしやすさとは何の関係もない機能である。

日本語入力システムのATOKに関しても、おそらく変化はないだろう。

例えば、漢字絞り込み変換という新機能が目玉として載っているが、これは例えば「えーっと、『晋』の字が出ないぞ。そうだ、あれは高杉晋作の晋だよな。よーし、ここでATOKの新機能だ。『たかすぎしんさくのしん』と打てばあら不思議。『晋』の漢字が出るのであ~る」

いや、アホですかと問いたくなる。

「同じ読みの変換候補をひとつずつ確認して目当ての漢字へたどり着くのは、とても手間がかかります」と説明があるのだが、上記の「晋」という漢字は、私の場合は4つ目の候補だった。「たかすぎしんさくのしん」と打つよりも、4つ目の候補を選ぶ方が速いに決まってるでしょうが。

そもそも「しんさく」と打てば「晋作」と比較的上の候補に出てくるので、あとは「作」を削除した方が速いのである。無理矢理な機能といっても過言ではない。

唯一私が「これはほしいな」と思ったのが、スーパープレミアムとプレミアム版だけについてくる「日本語シソーラス」である。これは類語辞典であり、語彙が貧弱な私などにはありがたい機能だ。ただし、プレミアム版を買ってまで欲しいかどうかというと微妙だ。便利だとは思うのだが、おそらく使わないのではないか。めんどうだし。講談社の「類語大辞典」も一度も使わず本棚に入ったままなのだ。

これからも足りない語彙で頑張っていきたいと思う。

しかし、なぜジャストシステムは、一太郎のゴテゴテした外観をまったく変えようとしないのか。厚化粧のマダム的な見た目のまま、ずーっと変わらないのだ。これで外観さえ、シュッとした洗練されたものになれば、機能的には不満があっても間違いなく購入するのに。馬鹿だなあ。

例えば、車のモデルチェンジを考えればいい。

ユーザーが興味があるのは、ほぼ外観に絞られるではないか。日本の車は、きちんと走って当たり前。快適で安全に移動できるのも当然のことなのだ。もし、トヨタが「新しいヴィッツは外観はまったく一緒ですが、中身が違います」などと言ったら、「アホか」とみんながそっぽを向くだろう。

なぜ、一太郎は、ずーーーーーーっと同じ外観なのか。一度、社長の首をぎゅうぎゅう絞めながら問いただしてみたいものである。

ちなみに今回の予約特典は、コンパクトにたためるコットンポケッタブルトートバッグである。スーパーに買い物に行って、「あ、レジ袋はいいです」と取り出すにはいいかもしれないが、まあ、私はいらないな。

一太郎2019」を買わない確率は、92%である。