だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

ムン大統領が「さ、どうぞ」と手を差し出すのを見るたびにイラッとなって血圧が上がる。何とかあの癖をやめていただくよう、日本政府から言ってもらえないだろうか。

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「なくて七癖あって四十八癖」という言葉がある。いや、あるらしい。「なくて七癖」と入力したら、勝手に推測変換で残りの部分が出てきて、ほお、続きがあったのかと感心したのだ。

もう、百年近く生きているのに、知らないことはまだまだあるのだなあと思ったわけである。

さて、癖というのは誰にでもあるようで、私にもある。と言うか、私の場合は、人の癖がうつるのである。小学生の頃、吃音のクラスメートがいて、一緒に遊ぶうちにいつの間にか私も吃音になっていた。

「ご、ご、ごめんな。おれのがうつってしもて」「そ、そ、そんなんええねん」という会話は、今も覚えている。今は、もう吃音はなくなったのだが、彼は、まだあのしゃべり方なのだろうか。

人前で鼻糞を食べる癖がある人や、立派な鼻毛を見せつける癖のある人とは、決して知りあわないことを願うばかりだ。

さて、韓国のムン大統領である。

いつもオドオドしている。へつらったような笑いを浮かべているが、ときどき口をへの字に結ぶ。各国首脳が集まった場では、いつも一人でポツンとしている。そして、自分がホスト役でもないのに、「さ、どうぞ」と手を差し出す。

このポーズは、オドオドしていることやへつらった笑いを浮かべる、その延長線上にある行為なのではないか。気が弱いのに強く見せたい。器が小さいのに大きいと思われたい。そうした願望が、このポーズを取らせるのだ。いや、私は心理学者でも脳科学者でもないので、断言はできないのだが。3%くらいは当たっているのではないか。

なんにしても、このポーズを見るたびに、私はイラッとして血圧が上がるのである。イラッでは足りないな。イライライライライライラッくらいが妥当である。おそらく血圧400、脈拍360、体調の悪いウルトラセブンと同じくらいになっているはずだ。

このままでは死ぬのである。

いや、もっと怖ろしいことがある。もし、ムン大統領のこの情けない癖が私にうつったらどうなるか!? 私は恥ずかしさのあまり自決するに決まっているのだ。

私は想像する。スポンサーに向かって「いつもお世話になっております。いやあ、スーツがお似合いですな」などとへりくだり、相手の会社内なのに「さ、どうぞ」とエスコートする自分の姿を思い浮かべる。相手は、「何だ、このジジイは」と迷惑そうにしている。

私は、恥ずかしさで部屋の中を転げ回った。