だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

ウルトラセブン 第3話「湖のひみつ」 地球の男たちは、可愛い女の子に弱いとバレてしまう。特に、ビキニ姿の女子高生には大変弱い。

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あなたね。

私だって可愛い女の子には弱い。だが、実は可愛くない女の子にも弱いのである。そもそも、私は、可愛い可愛くないなどという美醜を基準にするような、金玉の小さな男ではないのだ。

うん? ちょっと表現がおかしいか? あれは、ケツの穴だったか。まあ、どっちでも似たようなものだ。

さて、ウルトラセブンの第3話「湖のひみつ」である。

この回の注目すべき点は、ビキニ姿の女子高生が出てくることである。眉をひそめたあなたには、自分の性欲にもっと正直になれと言いたい。ビキニの女子高生の前には、ウルトラセブンもアンヌ隊員もかすんでしまうのだ。当たり前のことである。

この話題を避けて通る人は、おそらくロリコンである。ロリコンであるがゆえに、「やばいやばい。こんなシーンに注目してたら、わしがロリコンやとばれてまうで」とあえて書かないのだ。

だが、私には、そんな心理はお見通しである。頭かくして尻かくさず。団子かくそうより跡かくせ。To bury one’s head ostrich-like in the sand(ダチョウのごとく砂の中に頭をかくす)というわけだ。

ロリコンでない私は、堂々と女子高生のビキニ姿について書くのであります。

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このシーンは、怪獣エレキングの幼生が釣りをしているオッサンに釣り上げられてしまい、それを女の子(実はピット星人・演じているのは当時16歳の高橋礼子さん)が助けた場面だ。

ビキニが日本で流行ったのは1970年代になってかららしいのだが、この作品が放映されたのが1967年であり、当時としては結構刺激的なファッションだったのではないか。よく、16歳の女子高生がOKしたものである。

私自身、このビキニ姿は露出度が高いこともあって、別の話に出てくるアンヌ隊員のビキニ姿よりも印象に残っている。特にお尻を突き出したシーンは、私の記憶から一度も削除されることなく何度も何度も再生されているのだ。

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このピット星人は、美しい地球を自分たちのものにしようとやってきたのだが、なんかね、バッタみたいな顔をしていてキモい。可愛い女の子との対比がうまく、特にピット星人に戻る時の演出は、なかなか効果的だ。

手の振りに応じて本物の顔が現れるというのは、私のような老人からすると「大魔神でしょうがーっ」ということになるのだが、今の人は大魔神というと佐々木投手しか知らないか。いや、それすら随分と過去のことで、いやあ、歳は取りたくないものだ。

ピット星人は、戦略的にも優秀で、警戒厳重なウルトラ警備隊の本部にもたやすく侵入する。というか、円盤の中で意識を失った少女を、フルハシ隊員が警備隊本部に連れてきてしまうのである。これがもしマツコデラックスみたいな外見だったら、「こいつ、宇宙人か」と疑われて厳重に拘束されたに違いない。

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警備隊本部にやすやすと侵入したピット星人は、アンヌ隊員を襲い、油断する警備員を簡単に排除。で、超高性能小型爆弾でも設置するのかと思ったら、計器類をめちゃくちゃに押しはじめた。すると、あっと言う間にその計器類が火花を散らすのである。その脆弱性にも疑問があるが、ピット星人も、せっかく侵入したのだから爆弾くらい用意しておけよと腹立たしい。

計画は立案するが、詰めが甘い星人なのだろう。私の知り合いの田中君にそっくりである。

そんな詰めの甘さが出てしまい、結局エレキングウルトラセブンにあっさりと退治され、ピット星人は円盤に乗って逃げ出す。その時にピット星人が言ったセリフがこれだ。

 

「地球を甘く見すぎていたわね」

「でも、あきらめたわけではないわ。もっと強い怪物を育てて、今度こそ地球上の人間を皆殺しにするのよ」

「素敵だわ。そうなったら、あの美しい星は私たちのものになるのね」

「きっと成功するわ。地球人の男性は、可愛い子に弱いってことがわかったんだもの、うふふふふ、うふふふふ」

 

「うふふふふ」などと脳天気に笑っているうちに円盤はウルトラセブンに追いつかれ、シャワーみたいな光線を発して逃げようとするもののウルトラセブンには効果なし。あっと言う間に撃墜されてしまうのだ。

男と企業は調子に乗っている時が一番危ないのだが、それは宇宙人も同様である。警告音が鳴り響き、赤い警告灯が点滅する中、「あれれ?」と呆然と立ちすくむピット星人の姿が笑える。

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ちなみにピット星人を演じた高橋礼子さんは、10歳で児童劇団に入団し、子役として活躍。ところがウルトラセブンの撮影で高校1年の夏休みがつぶれてしまい、また、その過酷さに子役を引退したのだという。

実は、この作品、第3話として放映されているが、撮影されたのは最初だったのだ。おそらく暗中模索、手探り状態での厳しい現場だったのではないか。

また、高橋礼子さんとしては、あのビキニ姿も影響していたのかも知れない。私だって、あんなビキニを身につけてカメラの前に立つのは恥ずかしいのだ。まあ、爺さんだから身につけないけど。

うらやましいのは、例えその時は過酷であっても映像としてずっと残り、人の記憶にも残り続けると言うことである。ウルトラセブンの場合は、いまだにファンが存在し、私のようにああだこうだと文章を書いている。迷惑かも知れないが。

役者はいいなあ、と心底思うのである。高橋礼子さんも、きっとそう思っているに違いない。