だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

スクーターはオカマの乗り物という偏見を撤回。プジョー ジャンゴ エバージョンのフォルムが美しい。

私は、強固な偏見の持ち主である。

朝日と言えば捏造だし、毎日と言えば変態。蓮舫さんと言えば嘘つきで、山尾志桜里さんと言えば週4回。そして、ゴホンと言えば龍角散に決まっているのだ。

で、スクーターはオカマの乗り物という、偏見、もしくは差別としか思えないような考えが強固にあり、それはもう何十年も続いている。いや、全国のスクーター乗りの皆さん、申し訳ない。

なぜ、そんな偏見を持っているかというと、私はバイクが大好きで、バイクである以上はまたがって乗るもの。ちょこんと腰掛けて乗るスクーターは、少なくとも男の乗り物ではなかですたい、という考えだったのだ。

ホンダCB400にはじまりCBX400、ヤマハXT250、同じくヤマハのRZ350、SRX400、トライアンフT100、ハーレースポーツスターと多くのバイクを乗り継いできたのだが、スクーターだけは乗ったことがなかった。

おそらく一生スクーターには乗らないと思っていたのだが、ネットで、あるスクーターを見た。そして、「おや、これはいいではないですか」と思ってしまったのである。

このスクーターだ。

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プジョーのジャンゴシリーズの新型である。私がいいなと思ったのは、150ccのタイプで価格は413,640円。ちょっと高い。オレンジ系のツートンカラーのものが好みだ。

街でよく見かけるスクーターと違い、レトロな雰囲気である。とは言え、レトロだからと言って、年寄りが乗って似合うものではないことは承知している。白人の美男美女が乗っているから洒落ているわけであって、私のような貧相なジジイが乗っても似合うわけがないのだ。悲しいけれど、現実は直視しなければならない。

これが草刈正雄が乗っていれば、「あら」と道行く女性も振り返るだろう。ショーケンが乗っていても、「あら、素敵」となるはずだ。年寄りにも上級・中級・下級があり、彼らは上級年寄りなのだ。

もし、私がプジョーのジャンゴに乗っていたら、どんな反応を示すか。おそらくは、「ぶっさ」とか「きしょ」とか「サイアク」とか言われるに違いないのだ。

そのセリフを沢尻エリカの口調で想像してしまい、思わず私は「失礼でしょうがーっ」と心の中で怒鳴った。そして、「意地でもスクーターには乗らん」と誓ったのである。