だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

驚愕の値上げ。Amazonプライムが月額400円から500円に。ところで大阪ガスのPプランは、どうなるのか!?

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大阪ガスのお姉ちゃんから電話がかかってきた。

「電気とガスをまとめて払えばお得です」

私は、なぜガス会社が電気代まで徴収するのか、その仕組みがわからないので、「私をお得につられるような男とは、決して思うな」などと侍のような口調で言う。「申し訳ありません」と電話は切られた。

もちろん私は、実際にはお得につられる男である。やすやすとつられる男と言っても過言ではない。清廉でありたいとは思うのだが、心根が卑しいのだろう。120円の缶コーヒーなどもってのほか。徹底的に100円の自販機を使うのである。そして、釣り銭がなくても必ずコインの返却口に手を突っ込んで調べる男である。

実はかなりのケチなのだ。

ただし、そう見られたくはない筋金入りの見栄っ張りであることは、皆さん、よくご承知のことと思う。本当は握り寿司の「梅」を頼もうとしていたのに、他の客の目を気にして「松」と言ってしまう男である。そして、「せめて竹にすべきだった」とあとで後悔するのだ。ああ、我ながら情けない。

電話を切った後、まとめて払えばお得とか言ってたなあ、とお姉ちゃんの「お得」という言葉に反応して、私はあわてて「大阪ガス 電気代 お得」で検索した。

すると、見た目も内容も似たようなサイトが山ほど見つかった。フォーマットが決められているのだろう。個性も面白みもないサイトばかりである。まあ、お得情報のようなサイトはそれでもいいんだが、最近は映画や本のレビューにも似たようなサイトが検索の上の方に鎮座しており、鬱陶しいことこの上ない。

「まとめてお得」のサイトにはややこしい数字が書いてあって、もはや一桁の足し算しかできない私にとっては、見るだけで頭が痛い。めまいがしてすぐに見るのをやめたのだ。

その中で興味を惹かれたのは、大阪ガスのPプランというやつである。Pとは、PenisのPと思いきや、PrimeのPである。そう、Amazonプライム会員とのコラボ商品なのだ。

最近、Amazonから「すんまへんが、月400円のAmazonプライムの会費、500円に値上げしまっさ」とメールが来て衝撃を受けたのだが、その会費を大阪ガスが払うというプランである。えっ、と私は驚いた。非常にお得なのではないか!?

だが、あなた。

企業は、利益を追求する集団である。損をするようなプランを出すわけがない。調べてみると、そのPプランは、電気代の設定が高めだというのだ。トータルすると、さほどお得ではないようなのである。

やっぱりな、と私は思った。

ただ、500円に値上げされるのだから、今のままなら、Pプランは結構お得になるのではないか。だからといって、あわててPプランに申し込むのは早漏である。接して漏らさず。落ち着け、と言いたい。

おそらく大阪ガスは、早急にその対策をしてくるだろう。してこなければ、そんなもの企業ではないのだ。必ずしてくる。

もし、「Prime会費が500円に値上がりしても、Pプランは、現状のまま継続されます」と大阪ガスが言えば、私は、「さすガッス!」と大阪ガスを褒めるだろう。そして、躊躇なくPプランに申し込むのである。

さて、どうなるか?