だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

天皇家、よくもまあ、令和まで続いたものだ。いや、お続きになり……お続きにおなりあそばせ……いや、もういい。

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令和元年とかで、ものすごい盛り上がりである。

大阪の道頓堀では、アホが川にダイブして、たまたま下を通りかかった船に落ちた。幸い、乗客には当たらなかったようだ。こんなアホは、死ねばいいのにと思う。

私は、令和になったからと言って髪がフサフサになるわけでもなく、なぜそんなにめでたいのか、なぜ「平成にありがとう」と感謝しなければならないのかも理解できない。喜怒哀楽に乏しい人間である。ミスタースポックと呼んでくれたまえ。

しかし、何も書かないというのも寂しいものだ。だから、ちょっと書くのである。

歴史には疎いし、天皇家天皇制についてもよく知らないのだが、よくもまあ、令和まで続いたものだと驚く。(とりあえず)2700年にわたって続いた王朝など、他にないのである。ローマ帝国でさえ1000年ちょっとなのだ。

私の家系だって続いているから今の私がいるのだが、私の場合はごった煮状態である。ほぼ百姓出身。何代か前の吾助さんなどは、「お代官様~っ」と叫んだ瞬間に首をはねられたらしい。南無阿弥陀仏

大河ドラマなどを見ていると、昔から天皇家というのは象徴だったんだなとわかる。天皇家に武力などないのである。「よし、天皇家を滅ぼして、わしがてっぺんに行っちゃる」などと考えれば、おそらく成功しただろう。ただし、その後、他の権力者たちに倒されるだろうが。

織田信長は、随分と合理的な人だったらしいのだが、彼が天下統一して織田幕府を作り上げていたら、皇族はどうなっていたのだろう。いずれ廃止させたのか。それとも、象徴として利用し続けたのだろうか。

きっと、当時の天皇も今の天皇と同様、回りに気を遣い、いつも穏やかで、「この人を後ろ盾にして、わしの権威を確立しよう」と思えるような人だったのだろう。

もし、「ワシは、天皇やぞ。こら、武士ども、言うこときかんかい」というような天皇ばかりであれば、おそらく現代に天皇制は存在していないはずだ。処世術にたけ、悪く言えば周囲の権力者を手のひらで転がせる人間が天皇だったのかもしれない。

この点、例えばフランス人などは馬鹿であり、貴族たちは好き勝手に贅沢三昧したあげく民衆の怒りを買ってギロチンに送られ、首をコロコロと落とされたのだ。

天皇家の一番の危機は、おそらく太平洋戦争で日本が負けた時だろう。アメリカ人からすれば、日本人の天皇好きは異様。多くの人が「天皇制は廃止すべし」と考えたのではないか。そして、GHQがそう決定すれば、そうなっていた可能性もある。

天皇家と同じ空気を吸うのさえ気持ち悪い」と発言していた辻元清美さんからすれば、夢のような世界なのだ。

だが、マッカーサーは偉かった。「天皇制を廃止したら、えらいことになりまっせ。闘えるもんは、全員、竹槍で突っ込んできまっせ。残るもんは、全員、集団自決ですわ。日本人、消えまっせ。どないしまんねん」と言ったのかどうかは知らないが、天皇制は維持されることとなった。

マッカーサーがいなければ、今日は、ただの2019年5月1日なのだ。

平成にありがとう、と言うのなら、ついでにマッカーサーにもありがとうと言っていただきたい。