だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

尾木ママの意見に一部賛成。「eスポーツは明らかに脳にダメージ与える危険性があります!」

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どうも勘違いしている人がいるみたいだ。

eスポーツは「スポーツ」という言葉は入っているが、それはただのネーミングであり、本質はゲームである。当たり前ではないか。読売巨人軍は、「軍」だから憲法9条に違反している、などと誰が言うか。辻元清美なら言うかもしれないが、普通の人は言わないのだ。

例えば面接で、「ええ、スポーツは得意です。一番得意なのは、やっぱりストリートファイターですね。ファルケを使えば、僕に勝てる人はいませんよ」などと発言したら、「あ、こいつアカンやつや」と速攻で落とされるのである。

誰がeスポーツと名付けたか知らないが、ゲームのオタク的なイメージを払拭させるために知恵を絞ったのだろう。確かに、秀逸なネーミングである。例えば「eマッチ」や「エレンピック」などのネーミングでは、ここまでの普及はなかったのではないか。

ゲーム好きは、そのことにコンプレックスがある人が多いみたいで、「そうや、ゲームとちゃうんや。eスポーツなんやから、おれはスポーツマンなんや。オタクじゃないんや」と自己弁護しているのだろう。

しかし、だな。

パソコン黎明期からゲームに夢中で、ファミコンスーファミ、プレステ、セガサターンと常にゲームと共に歩んできた私は、そんな君たちに「情けない」と感じてしまうのだ。無理やりスポーツと言い張る君たちを見ていると、「恥を知りなさいっ(プルプル)」と思わず杉下右京に変身してしまうのだよ。

ゲーム好きの皆さん、胸を張って、「私はゲーマーである。決してスポーツマンなどではない」と言おうではないかっ。

さて、尾木ママという人も勘違いというか、eスポーツに異議を唱えていて、「eスポーツ、どうしてスポーツなのかな。尾木ママには、単なる大型のゲームの大会にしか見えない! 高校eスポーツ大会の映像を見てもオンラインゲームのチーム戦にしか見えない!」と語っている。

いや、だから、スポーツと名前がついているだけでゲームなんだってば。ゲームかスポーツかの議論さえ成り立たないほどの愚問なのだ。

まあ、尾木ママの言いたいことはそこではなくて、要はこの人ゲームが嫌いなのである。尾木ママは、「明らかに脳にダメージを与える危険性があります!」とも言っている。

もう数十年間にわたってゲームをやり続けてきた立場から言うと、まあ、ダメージとは断言できないが、確かにゲームからの影響はあるだろうなと思う。

私のダメージを列記してみよう。確実に視力は落ちた。睡眠不足のせいで、寿命も3年くらいは縮まったのではないか。コントローラーの握りすぎなのか、指紋が薄くて、よくコップを落とす。何よりも貴重な時間を費やした。すでに丸10年分くらいは、ゲームにつぎ込んでいるだろう。

さらに、金もつぎ込んでいる。パソコンゲームソフトだけで、300万円は使っている。さらに、ゲーム専用機のソフトは、それ以上につぎ込んでいるのだ。ああ、もったいない。

しかし、だな。こういう発想自体が、私自身がゲームにコンプレックスを感じているという査証に他ならない。ゲーム=悪という、尾木ママ的な認識は私にも存在しているのだ。

もし、私がゲームではなくゴルフに夢中だったらどうか。

金も時間もゲームに匹敵するくらいつぎ込んでいるのではないか。いや、ゴルフ場の会員権やら高級なゴルフクラブやら、もっと金を使っている可能性もある。いやいや、ダメージという視点なら、クラブを振った瞬間に腰を痛めて、今頃、コルセットをはめたままという可能性もあるぞ。

いや、待てよ。駅のホームで傘で素振りをして水滴がそばの人にかかり、喧嘩になってホームから転落。そこに列車が入ってきて、という可能性もゼロではないのだ。ゴルフをやっていたら、今頃死んでいるのである。

ああ、ゲーマーでよかった。

などと変な妄想が次から次にわいてくるのが、ゲームによる一番の脳のダメージなのかも知れないが、まあ、いい。私はもうジジイであり、いまさら後悔したって遅いのだ。

私は、大きくあくびをした。

今日の午後は、DSのカルドセプトをやってすごそうかと思う。