だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

「いだてん」を見ていて本当によかった、と(正直はじめて)思った。

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昨日は、いいものを見た。

別に、女の子のパンツを見たわけではない。確かに、前を歩く女の子のスカートが風にひらりと舞って、パンツが見えるのは「いいもの」と言えるかも知れない。できればパンツは白、スカートは赤であってほしい。

しかし、私は、そんなことを望んではいない。パンツなどしょせんは布きれである。私は、そんな布きれに欲情するような男ではない。

「やっぱりパンツはコットンでっせ。吸汗性が高いから、ニオイもよう染み付くんですわ。わいが一番好きなんは、海島綿でんな。エジプト綿もよろしいでんな」

そんなことを言う男は、明らかに変態であると私は断言するのである。

さて、昨日見た「いいもの」の話だ。

ドラマである。しかも、低視聴率で有名なあの「いだてん」である。志ん生のエピソードが邪魔だとか北野たけしがフガフガ言っててセリフが聞き取れないだとか宮藤官九郎も落ちたなとか言っている人がいるのだが、いやいや、それなりに面白いと私は思っている。

あの「あまちゃん」も私は途中までは普通に面白いレベルだったのだが、結局、私としては「奇跡」と言いたいほどのドラマとして仕上がっていた。「いだてん」だって、まだまだわからないのである。

昨夜見た「種まく人」は、金栗四三が主人公である第一部の完結編だったのだが、いやあ、実によかった。「あまちゃん」の奇跡が、ちらりと垣間見えたような気がする。

話だけはよく聞く関東大震災が、どんなものであったのか。そこからどう復興していくのか。金栗四三志ん生、そして一人の女性の死と、もう一人の女性の希望によって、象徴的に語られていたのである。

途中で見るのをやめなくて、本当によかったと思えるエピソードだった。

ちなみに予告編でチラッとこの間亡くなったショーケンらしき人が見えたのだが、あれ、やっぱりショーケンなのかな。これは、ますます見逃せないのである。

いやあ、見ていてよかった。女の子のパンツもいいのだが、「いだても」は、それ以上にいいのである。いや、「それ以上」は言い過ぎか。そこまで言うと、嘘になる。私は、自分の下半身に対して決して嘘はつかない男だ。

とりあえず、「同じくらい」いいと言っておこう。