だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

調子に乗ったマツコ・デラックスさん、N国党の立花孝志代表を怒らせてボロッカスに言われる。

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最近は、CGの出来が良くなって、人間との違いがまるでわからなくなってきた。

ただ、「あ、これはバーチャルキャラクターだな」とすぐにわかる人物もいて、その代表がマツコ・デラックスだ。私の推測では、98%の確率でCGである。あと、和田アキ子は100%間違いない。叶姉妹も、たぶんCGだと思う。あんな巨乳の姉妹なんて実在するわけがないのだ。

さて、「5時に夢中」(TOKYO MX)という番組にマツコ・デラックスが登場したのだが、CGである以上、彼女が話すセリフは放送作家が作っている。特徴的かつ人気のあるキャラクターだから、かなりの売れっ子が書いているはずだ。

だが、その内容がちょっとまずかった。

N国党の立花孝志代表に対する悪口である。もちろん意図は分かる。NHKにとってN国党は主敵である。下手をするとNHKの屋台骨がゆらぎかねない。いや、マスメディアという権力、既得権益として考えれば、民放の中にも、そういう危機感を持つ人がいるだろう。

だが、テレビ関係者がN国党を批判しても、「当事者がなに言うとんねん」となって逆効果だ。そこでCGのマツコ・デラックスを登場させたというわけだ。問題は、少々その発言が過激すぎたのである。

「本当これだけの目的のために国政出て、それで税金が取られたら、受信料もそうだけど、そっちの方が迷惑」

「何をしてくれるのか判断しないと。今のままだと、ただの気持ち悪い人たちだから」

「真剣に疑問持つ人もいるだろうけど、ふざけて票を入れている人も相当数いるんだろうなと思う」

N国党に対して危機感を持つのは仕方がない。ただ、ちょっとやりすぎた。

「気持ちが悪い」とか「ふざけて投票」というのは、いくらバーチャルキャラクターとは言えひどすぎる。特に、「ふざけて投票」というのは有権者を馬鹿にしているわけであり、これはセリフを考えた放送作家が非難されても仕方がない。

これまでは、多少極端な意見を言っても、CGだからと大目に見てもらえていたのだ。だが、直接目の前にいない人物に対して、こういう「単なる悪口」を言わせてはいけない。

ご意見番的なキャラクター設定であっても、それが誰にでも通用すると考えたら大間違いなのだ。せいぜい通用するのは、芸人や俳優などの同業者だけだ。それを忘れてはいけない。門外のことを、表層的に語るのは御法度である。

で、N国党の立花孝志代表は、マツコ・デラックスの番組を見て、怒りのあまりYou Tubeに反撃の映像を流した。

正直、CG相手に本気になって大人げない、とは思うのだが、彼は本職の国会議員である。CGとは言え、伝えるべきは伝えないと、支持者に対して申し訳ないという気持ちがあったのだろう。

私もそのYou Tubeを見た。「マツコ・デラックスをぶっ壊す! 国会議員がマツコ・デラックスをぶっ壊す!」というタイトルである。

いやあ、面白い。本気で怒っている風なのだが、論点がしっかりしているし、言葉の使い方も的確である。この映像は、政見放送の3倍くらい面白いのだ。

「マツコさんがNHKやらCMやらでいくらもらっとんねん。マツコさんは既得権益の代弁者やろが」

「たくさん収入もらってる人間にNHKの集金人の怖さなんかわからへんのじゃ。この国には年金だけで、奨学金を払いながら生活する学生がたくさんおるんやぞ。彼らは、集金人にビクビクしながら暮らしとるわい」

「金をたくさんもらいながらブクブクブクブク太ってるようなやつにはわからんやろ。いっぺん年金ぐらしのお年寄りに訊いてみろや」

そのうち、ギャオーと火を吹き出すのではないかと思えるような熱弁である。

「国民の半分以上がスクランブル放送しろっていってるんじゃ。選挙で我々が2%、全国比例で1.97%、選挙区で3.02%をとる社会問題なのよ。それを気持ち悪いとか。はっきり言うてお前のほうが気持ち悪いんじゃ」

「誰がふざけて投票なんかするかっ。わざわざ投票所行って、なんでふざけんとあかんのじゃ」

マツコ・デラックスさんは、権力者の犬。テレビという権力を使って人の悪口いうてるだけ。反論の場も与えない。ふざけるな」

しまいには、「マツコはテレビ局の犬。ワンワンワン。ほら、吠えてみい」などと言い出した。

まあ、ここまでズケズケ言うのは、これはマツコ・デラックスがCGでできたバーチャルキャラクターであるという認識があるからなのだろう。「まあ、何言うても、心労のあまり痩せるいうこともないやろし。とことんボロッカスに言うたろ」ということなのだ。

などと書いたら、突然マツコ・デラックスの体重を40キロくらいに設定して、ヒョロヒョロ、フラフラと登場させたりできるのも、バーチャルキャラクターの可能性であり面白いところである。期待しよう。

 


マツコ・デラックスをぶっ壊す! 国会議員がマツコ・デラックスをぶっ壊す!