だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

なに!? 一太郎2020プラチナのバージョンアップ版が3万円!? バージョンアップで3万円だと!? 今度こそ、さらば一太郎と言おう。

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また、お布施の季節がやってきた。

ジャストシステムという会社が出す「一太郎」というワープロソフトのことである。毎年この時期になると「バージョンアップのご案内」が送られてくるのだ。ちなみに「という」を二つ並べたのだが、知っている人は少ないだろうと思ってのことだ。

今の時代、文書作成はマイクロソフト社のWordと決まっている。たぶん、日本国憲法でもそう定められているはずだ。WordとExcelPowerPointがビジネスアプリの三種の神器なのだ。

一太郎などを使っている人は、生きた化石と言っても過言ではない。恐竜の化石なら値打ちがあるが、せいぜい北京原人のオッサンのウンコの化石程度の値打ちである。一太郎は、重いしセンスがないし、もう随分と長い間、些末な部分にだけ注力しているように見える。これは、改良ではない。バージョンアップのためのバージョンアップであり、もはや意味がないのだ。お布施を集めるためのセレモニーでしかない。

しかも、お布施の料金が高い。いや、高すぎる。「一太郎は高すぎるんじゃ~」と私は届いたばかりのカタログを握りしめ、大声で叫び続けたのである。

今回送られてきたカタログを見て、一番驚いたのは価格である。いや、驚いたのは価格のみである。機能的には、何一つ驚くべきものはなかった。価格だけが大幅にアップされているのだ。

私は、一太郎2018プレミアムバージョンアップ版(USBメディア)を購入したのだが、値段は18,360円だった。ところが今回の2020プラチナはバージョンアップ価格が33,000円なのだ。新たに何が付属しているかというと、JUST CalcというExcelみたいなアプリとJUST FocusというPowerPointみたいなアプリだけである。そんなパチモンのために、なぜ15,000円も高くなったのか。アホか。

新しい機能として「一太郎Pad」があるのだが、これはスマホ用のメモアプリである(後日公開予定)。メモをそのままパソコンの一太郎に転送できるという機能らしいが、あなたね、そんなもんEvernoteやDynalistの同期の方が簡単なのである。アホか。

びっくりしたのがカーソルのある行を色つきでハイライト表示する機能が「New」だったことだ。こんな基本的な機能が今までなかったんかい!?と思わず突っ込んだのである。

あとは、モリサワフォント26書体とか時をかけるイラスト70点とか、まあ、いつもの盛り合わせである。

予約特典は、一太郎のロゴが入った扇子だ。扇子でっせ、扇子。言うまでもなく私はウチワ派だ。棋士以外で扇子を使う男は、私は信用しないのである。何が「暑いですなあ。パタパタ」じゃい! パタパタするんやったら、ウチワを使わんかい!

まあ、前に予約特典でもらったブランケットも最初は馬鹿にしていたのだが、意外に暖かくて、今も重宝している。一概に非難するのはやめておこう。

だが、私は断言する。

もう、一太郎は買わないのである。

一太郎信者は、金輪際やめるのだ。お布施を払うのは馬鹿馬鹿しいのだ。貧乏人から搾取するのはいい加減にしたまえ、とジャストシステムをなじりたいのである。

そもそも、私がふだん使っているのは「Mery」というエディタなのだ。一太郎は、いつもインストールするだけなのである。「なんでこんなにインストールに時間がかかるんじゃー」と叫びながら毎年インストールしていたのだ。時間と電力の無駄である。一年に5回くらい起動して「相変わらずセンスがないなあ」とブツブツ言うくらいなのだ。

本当に自分に向かって「アホか」と言いたいのである。従って今回は、断固として買わないのだ。いや、ウンコとして買わないと断言するのである。チンコとして買わないというのは言い過ぎだから言わない。

で、確か去年の一太郎2019も買わない宣言をしたのだが、結局、ダウンロード版で一太郎のみだがバージョンアップした。ああ、情けない。自分の意志の弱さが嘆かわしい。だが、今度こそ買わないのだ。

さらば一太郎。さようならジャストシステム。もう、カタログは送ってこなくていいのである。

もし、今回、一太郎2020(通常版DVDメディアで8,800円)を買ってしまったら、本気で自分を殴ってやるつもりだ。乞う御期待。