書籍
いやあ、驚いた。 映画版「屍人荘の殺人」である。 小説は買っていた。なにしろ「史上初、デビュー作にして三冠!」である。このミスやら週刊文春ミステリーベスト10、本格ミステリーベスト10などの国内部門で第一位なのだ。金もないのに思わず買ってしまっ…
最近は、よく図書館へ行っている。 「いやあ、本を買うとキリがないからね」「もう、書棚が限界だしね」などと言っているが、本当は金がないからだ。まさか、この歳になって貧乏人になるとは思わなかったなあ。 昔「生活のレベルは落とせない」などと聞いた…
今朝、捏造と偏向を是とする朝日新聞という日刊紙を読んでおりまして、ああ、今日もけったくその悪い紙面であるなあと辟易しておりましたら、ふと、そんな中に、林泉の涼風のごとき、涼やかなる一隅を見つけたのであります。 おお、これは。 思わず目をやり…
「寄生獣」は、好きかね? 私は大好きだ。漫画も含め本は定期的に処分しているのだが、「寄生獣」はずっと本棚で生き続けている。もう何回読み返したことか。 大まかにあらすじを紹介すると、ある日突然、新種の生物が現れ、人間の頭を食ってその人間になり…
「ヒカルの碁」はマンガも読んでアニメも見た。どちらも傑作なのである。やはり一生懸命な人たちを正しく描いた作品は見る価値がある。マンガやアニメの王道である。さらに主人公クラスの登場人物が途中で消えるなど、本来ならば言語道断。ドラえもんのいな…
国民の皆さんにお詫びしなければならないのだが、私は、この40年来、朝日新聞購読者である。自分で自分を殴ってやりたいほど情けない。一身上の都合であるが、一生の不覚でもある。死ねば地獄行き間違いなしなのだ。 で、この間図書館をウロウロしていて、ふ…
久しぶりの更新である。もちろん当ブログには来訪者はほとんどいないから、問題はないだろう。 別に卑下しているわけではない。事実を述べているだけだ。私は、人気がないのをごまかして、「更新が遅れて申し訳ありませんでした」などとヌケヌケと書き、いか…
まあ、韓国人は仕方がない。韓国人なんだから。 しかし、日本人でありながら、韓国人の視点で日本の国や歴史を語る人のいかに多いことか。いや、決して数は多くないから、「声の大きいことか」と言ったほうが正確だろう。彼らの代表が朝日新聞なのだが、なに…
いや、実は第三次でもないしブックオフと闘った訳でもないのだが、まあ、景気づけのタイトルである。 定期的に書籍は処分する。言うまでもなく、本は、勝手に増殖する。無機物に見えて、あれは生き物なのだ。ちなみにお金も集まろうとする性質があるんだそう…
朝日新聞の一面の書籍広告は、じっくりと読む。記事よりも時間をかけるくらいだ。 朝日新聞の記事は、自分が慰安婦問題を大きくしたくせにその反省もなく、いつも上から目線で偉そうで、しかも読者の声まで「反日」「反アベ」に利用する。捏造、偏向、印象操…
昔読んだSF小説に「雷獣ヴァベリ」というのがあった。フレドリック・ブラウンという作家による短編小説である。 これは、電気を食ってしまう地球外生命体のせいですべての電気が使えなくなるというお話だ。電気が発生するそばから食われてしまうので、家電製…
なんだ、君。Amazonの罠に引っかかったのか? 馬鹿だなあ。情弱丸出しではないか。それでは、現代の情報社会を生き抜くことなど無理ではないか? まあ、心配はいらない。私も引っかかった。 月額400円のAmazonのプライム会員になり、さあ、これで映画は見放…
あなたね。 人間は顔が大事なのだが、結構、名前も大事だ。例えば、福山雅治だって顔がいいからと油断してはいけない。もし、名前が金玉雅治だったら、おそらく結婚はできないはずである。 「あら、素敵。でも、名前が金玉だなんて」と女性は必ずためらうの…
私は、理路整然を何よりも好む。そして、支離滅裂を何よりも憎む。子供の頃からそうだった。 ご存知か? 私が小学生の頃「1+1=41」という馬鹿げた数式が話題になったことがあった。「この算数、わかるか?」などとクラスメートが私に言い、へらへらと笑っ…
「湿地」という映画を見た。もうすっかり人気が定着した北欧ミステリー作品の映画化である。 まず、原作について語ると、著者の名前が覚えにくい。この作品を含め、私はすでに4作読んでいるのだが、おそらく私はこの著者名を一生覚えられないままだろう。著…
朝は、ミルクティーと決めている。基本的には、アールグレイだ。正直に言うと、アールグレイでもダージリンでもいいのだが、こだわってる感が欲しいのでアールグレイにしている。薄っぺらな男である。 ミルクティーをすすりながら、バターを塗って砂糖をまぶ…
片岡義男の本は、オシャレだ。 文体やテーマだけでなく、書籍としての存在感など、総合的に見ると日本の作家で一番オシャレなのではないか。格好つけたオシャレではなく、結構図太いオシャレなのだ。少なくとも軽薄ではない。 「ああ、片岡義男なんか好きで…
ケチのくせに図書館で借りるのが苦手である。 本が汚いせいもあるが、何より「へへへ、タダで借りれて得したな」などとほくそ笑む一面があることは確かで、そんな自分を直視するのがイヤなのだ。 特に作者が日本人だと、図書館で借りるのはためらわれる。著…
新しいメガネが完成して、今はそれをかけている。ラルフローレンのフレームだ。 例えば、新しい腕時計なら時々腕を振り上げて「ほお、オシャレじゃないか」などと満足したり、ジャケットであれば、見下ろして「ほお、このシルエットと色合い、なかなかいいじ…
以前、「図書館の魔女」を紹介した。図書館で借りた本だ。上下巻を揃えれば、5,200円を超える。もちろん、この作品の価値は、それよりも高い。著者の高田大介氏が目の前にいれば、「面白かったよ」と100万円くらい渡すところだ。 だが、私は図書館で借りた。…
以前、メフィスト賞を受賞した作品を読んで、「なんじゃこりゃ」と思ったことがある。 ラノベにしても文章が下手くそ。凝ったつもりなのだろうが格調がない。ギャグ的な言葉遊びも独りよがりでとても読めたものではなかった。まあ、買った以上は全部読んだの…
ちょっとねえ、あなた。 確かに本好きは「図書館」という言葉に弱い。図書館や古書店がタイトルについているだけで、「あ、面白そう」と判断しがちである。それは、確かにある。 例えば、「図書館戦争」だ。これは、なかなかシュールかつ刺激的なタイトルで…
本当は、筒井康隆が好きである。 だが、かつて筒井康隆はウンコを食う小説を書き、最近では「慰安婦像にザーメンをぶっかけよう」などとTwitterに書いてヒンシュクを買った人だ。なかなか人前では「愛読書は筒井康隆です」とは言えないのだ。 顔が不細工なの…
まず、言っておく。 例えば、本を買って、「あとがき」から読む人は馬鹿である。もちろん、どこから読もうが、それは本人の自由だ。だが、言うまでもなく「あとがき」には、本編の重要なポイントについて書かれている可能性が高い。 まっさらな状態から作品…
この間、本を買ったんですよ。 前知識なしに2冊買った。Amazonの評価を確認せずに買うのは珍しい。普段の私は、裸の美女が抱きついてきても、冷静に「やめたまえ」と突き放すほど慎重なんだが、つい、買ってしまった。金もないのに買ってしまった。 一冊目は…
幕末には、詳しくない。 というか、歴史はさっぱりである。特に日本史は嫌いだ。なんとなく陰惨でかび臭い。さらに、むかしの人間の名前が覚えにくい。しかも藤原なら藤原で何人も出てくる。いいかげんにしろと言いたい。 世界史は華やかな感じでまだマシな…
今日は、アンソニー・ホロヴィッツの「モリアーティ」という本を読んだ。 モリアーティというのは、名探偵シャーロック・ホームズの宿敵として描かれた登場人物である。天才的な頭脳で事件を解決するホームズに対し、同様に天才的な犯罪者であり、明智小五郎…
佐々木譲の「代官山コールドケース」という小説を読んだ。 私は、東京はさほど詳しくない。新宿、六本木、白金、市ヶ谷などは行ったことがあるのだが、代官山は未知である。なんとなくだが偉そうな地名に思える。おそらく一番いい場所は「お代官山」などと呼…
あまりキレイじゃない海が見えるレストランで食事をして、レジでお金を払っていると、横に小さな書棚がある。 見ると「ご自由にお持ち帰りください」と書いてあって、せっかくだから一冊もらうことにした。 私が持って帰ったのは、池井戸潤の「仇敵」という…
久しぶりに図書館に行った。 図書館には、たまに汚い本が置いてあったりして、運が悪いとそういう本を借りてしまうことになる。知らずに読み続け、面白くなってきたところで鼻くそがこびりついていたりすると、精神的ショックが大きいのである。DNA鑑定をし…