はっきり言って女性が好きである。無類の女性好きと言っても過言ではない。
ただし、これはゲームの中のことであり、リアルな世界でのことではない。リアルな女性は、面倒くさいし金がかかるしよくしゃべる。静かなのは、寝ている時と死んだ時だけだ。
美容院に行ったことに気がつかなければ気がつかないとなじり、ジャムの蓋が開けられないと男のくせにとなじる。毎日なじられてばかりなのである。
さて、今日は「エルミナージュ」のことを書こう。
「エルミナージュ」は、ウィザードリィ系RPGの正当な後継者であり、オートマッピングなどの軟弱な機能は付いているものの、そのシステムや雰囲気は、古き良きウィザードリィによく似ている。
もう少しビジュアルが美しければ文句ないのだが、まあ、これはハードの制約もあるのだろう。「世界樹の迷宮」と比べると古くさい感じなのだが、そのあたりもウィザードリィに近いと言えば近い。
「世界樹の迷宮」のキャラクターがアニメ調に描かれているのに比べ、「エルミナージュ」はぱっと見下手くそな自画像といった感じである。まあ、それも愛嬌だ。
で、冒頭の話に戻るのだが、私は無類の女性好きだから、キャラクターを作成する時も女性しか作らない。
例えば、エルミナージュの場合は、戦士はエルフ族の花子さんとワービースト族の春子さん、狩人はワービースト族の菊子さん、僧侶はワービースト族の聖子さん、盗賊はホビット族の良子さんで魔術師はエルフ族の純子さんである。
ウィザードリィと同様、キャラクター作成時にボーナスポイントがランダムに決められるのだが、まず、それに時間をかける。基本的には、20ポイント以上を狙う。さらに名前を考え、手間を掛けて漢字に変換し、特に顔の選択には時間をかける。
うーん、この顔だと春子さんと菊子さんがかぶってしまうな。同じ種族だから仕方がないか。とは言え、かぶらないこちらの顔は好きじゃないしな、などと一つのキャラクターを選ぶのに30分ほど悩む。
6人のキャラクターを作り終えるのに、三日ほどかかってしまい、それだけでゲームを終えたような疲労感が漂うのだ。
今、「エルミナージュ2~双生の女神と運命の大地」を再開しているのだが、不満な点は、ただ一つ。ゲーム内で登場するNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が、やたらギャグっぽく、まるで吉本新喜劇であることだ。へたれの坊ちゃんをからかうメイドやら認知症気味の爺さん婆さんやらが設定されていて、悪くはないのだが、ちょっと長いのである。
ちなみに最新の「エルミナージュ ゴシック」はまだやっていない。Amazonで確かめると、中古でも結構高い。定価とほぼ同じ価格なのだ。数が出ておらず、一定のファン層がいるからだろうか。
「カートに入れる」をクリックする手が、つい止まってしまうのだ。
エロ本なら河原に行けばいくらでも落ちているのだが、「エルミナージュ ゴシック」が落ちている場所は、どこかにないものだろうか。アキバの路地裏とかなら、結構落ちていそうな気もするが……。