むかし、ニュースキャスターやコメンテーターが「自民党にお灸をすえよう」「一度民主党にやらせてみよう」などと言っていたことがあった。
愉快なジョークじゃないか、と私は笑った。さすがに国民はそんな馬鹿じゃないぞ。マニフェストを読めば、民主党など信じられない連中であることは明白。そもそもマニフェストの表紙に写っている男の顔の気持ち悪さ。あの目は、人間ではない。おそらく何代か前は、爬虫類だった家系の子孫だ。あんな党首に、人類が騙されるものか。
ところが、あなた。国民は馬鹿だった。なんと民主党が政権を奪取してしまったのだ。あれは、びっくりしたなあ。その後、不景気だった日本はさらなる不景気の道へと突入した。それも明らかに民主党の不手際、力不足のせいである。
で、あるニュースキャスターは、どう言ったか。
「民主党がこんなにひどいとは思わなかった」
私は、テレビに向かって「死ね~っ」と叫んだ。「お前が『自民党にお灸をすえよう』て言うたんやんけ。責任取って、死なんかいっ」
まあ、ひどいもんである。
だが、もっとひどいのは民主党に投票した国民だ。ニュースキャスターたちの戯言にのせられ、自分の頭では何も考えず、「よし、一度民主党にやらせてみよう」と政権を取らせてしまった。
あのね。テレビの人たちは、あんたと違ってお金持ちなの。一度民主党にやらせて、もし景気がひどくなっても、全然こたえないの。「うーん。民主党、ダメだったか。まあ、仕方がないね」と言いながら、局のお金で高い酒を飲んでいる人たちなの。
私の知り合いの自営業の男も何人か民主党に入れていた。そして、ニュースキャスターと同じことを言ったのである。「こんなにひどいとは思わんかった。前よりも単価が落ちてしもたがな。民主党なんか入れて失敗やったな」
年長者だったのでさすがに「死ね~っ」と言えなかったが、「もう少し頭を使ったほうがいいですよ。それが出来ないのなら死んだほうがいいんじゃないですかね」とソフトに言っておいた。
さすがに国民とやらも、少しは学んだだろう。
そう思っていたのだが、やはり馬鹿は馬鹿。加計学園問題でのマスコミ報道にのせられ、自民党の支持率がだだ下がりである。特に女性の支持率の低下がひどく、こんなことをしているから(フェミニスト的に以下120文字削除)。
オホーツク大学卒業の私が何を言っても力はない。ここで、東京大学、ハーバード大学出身のモーリー・ロバートンさんの言葉を紹介しておこう。
「(加計学園問題については)印象操作と言うと表現が強すぎるのですが、メディアは印象の操縦桿を握っているところがあります。それに大衆が敏感に反応して人気が上がったり下がったりするのもちょと…。そこには皆さんに免疫をつけて頂きたいなと…」
東大・ハーバード大卒の方に偉そうに言って申し訳ないが言わせていただく。
いや、ムリムリムリムリ。絶対ムリ。馬鹿は死んでも治らない。免疫などつくわけがない。事実よりも、単に好き嫌いで上げたり下げたりするのが連中の本質である。そして、そのことに何ら罪悪感も後悔も感じないのだ。当然、進化はしない。
メディアの偏向と国民の右往左往は、これからも続く。