私は、他人の不倫には興味がない。自分の不倫にしか興味がない。当たり前ではないか。
特に芸能人の不倫など勝手にやっていればいいし、それがニュースになること自体不思議で仕方がない。みんなアホなんじゃないかと思う。芸能記者もワイドショーにチャンネルを合わせる視聴者も、徹底的にアホばかりだ。
ただ、例えばベッキーさんのラインのやり取りなどの、なんというか、不倫を取り巻く「小道具」的なものには興味がある。ベッキーさんのあのやり取りは、なんとも恥ずかしかった。なぜ人は、特に女性は、愛か恋か性欲かは知らないが、夢中になるとああいう一面を見せてしまうのだろう。
もちろん男も似たようなものだが、男の場合は、その女性をつなぎとめたいとか、ただ単にセックスしたいとか、面倒なので調子を合わせているだけとかの理由が大きいのではないか。少なくとも私の場合はそうである。
で、上原多香子さんなんだが、ラインのやり取りが流出していて、これも非常に恥ずかしい内容だ。
上原「オトナになっても、こんなに好き好き好きって、なるんだなぁって。ちょっとびっくりしてる。自分に。いろいろ冷静な部分もあるけど、止められなくなるくらい想えるって素敵なことだね。トントン(阿部力)に出会えて、本当によかった」
阿部「俺もおもった。とし関係ないなーって」
上原「トントンに会いたいよ。旦那さん、大事だけどそれ飛び越えてる」
阿部「たかちゃん~」
上原「トントン」
上原「会いたいよ」
阿部「とても」
上原「そばにいてね」
いやあ、恥ずかしい。ただ感じられるのは、上原多香子さんの本気なメッセージに対して、阿部くんの「とりあえずつきあって返事してます」的なニュアンスである。たぶん阿部くん、鼻くそほじりながら返してるね。
男の目的はセックスで、女の目的は愛というのが明確にわかる実例である。そして、そのズレが、読む人の恥ずかしさをより大きくしているのではないか。「うへっ、この女、本気だよ」
まあ、上原多香子さんの「愛」がどんなものなのかは、私は知らない。さほど知りたくもないのだが、怖いもの見たさで、ちょっと知りたいような気もする。
こんな恥ずかしいメッセージを送るのだから、その愛の正体を見れば、恥ずかしさのあまり顔から火を吹いてしまうのではないか。顔面Ⅲ度熱傷で死亡である。死ぬほど恥ずかしい「愛」である。
もしかすると、上原多香子さんはものすごく性欲が強くて、それが「愛」にまで昇華しているのかもしれない。彼女のその後の遍歴を知って、私はふとそう思った。
怖いねえ。