武装難民が日本にやってきた場合、これは、おそらく銃やナイフで武装した凶悪犯と同じ対応になると思う。
1 まず武装解除を要請する。
2 要請に応じない場合は、警察もしくは自衛隊による封じ込めにより、周囲の人々の安全を確保する。
3 武器を行使してくれば、警察もしくは自衛隊も武器による制圧(状況によっては射殺)をはかる。
アメリカと違って、日本の警察はいきなり射殺ということはあり得ない。自衛隊も法律に縛られている以上、各自衛隊員が個別の判断で射殺するということは考えられない。
となると、上記のような段階を踏んで武装難民に対応するということになるだろう。
もちろん武装難民の規模にもよるだろうし、一番怖いのは、難民の中にまじる武装難民、まあこの場合は便衣兵ということになるのだろうが、その対応は極めて難しそうだ。難民の数が増えるほど、洗い出しは困難になる。ヨーロッパなどでも、うまく対応できていないようだ。
まあ、リベラルな人たちが言う、「難民を射殺」という短絡的な事態にならないことは、私が保証する。保証書は出せないが……。
新聞の記事を読んでも、個人の発言を読んでも、「射殺するのを前提」に麻生副総理の発言を問題にしている人が多いようだ。リベラルな人たちは、警察官や自衛隊が何の罪もない難民を射殺して、「ほら見ろ。麻生が言ったのは、こういうことだ」となじりたいのだろう。
麻生副総理がやったのは問題提起であり、射殺せよと言ったのではない。それをすぐに「武装難民」から「武装」を消し去り、「難民を射殺」と捏造してしまうのは、リベラルな人たちの可哀想かつ可愛いところである。
もちろん、「射殺」という刺激的な言葉を使った麻生副総理にも責任はある。「武器を使って制圧するのか」とか言っておけば、これほどリベラルな人たちが躍り上がって喜ぶことにはならなかったろう。
まあ、難民に対する問題提起は果たせたし、朝日新聞をはじめとするマスコミやリベラルな人たちも突っ込む話題ができて万々歳である。
麻生副総理は、リベラルな人たちを喜ばせるのが本当にお上手だ。