>誰が希望の党とか思うんだよ。馬鹿じゃねえの?
>都知事投げ出すの?
>希望の党じゃなくて、絶望の党だろ
>小池株 猛烈に下落中
>中身は民進党だらけなんだろ ゴミの集まりなんかに何も期待できねーわ
小池百合子さんの「希望の党」は、ずいぶんと評判が悪いようだ。ネットやTwitterでも、安倍憎しが極まった人を除いて概ね不評である。
確かに希望の党は烏合の衆であり、合流すると思われる民進党の前原さんだって「安倍政権を倒す」ことにしか意識がないようだ。倒した後のことを考えれば、希望の党に政権を任せるなど狂気の沙汰である。
だが、皆さん。
日本の有権者は、かつて、あの民主党に政権を獲らせた人々である。3代前には爬虫類だった気持ちの悪いオッサンの顔が載るマニフェストを読んで、中身は絵に描いた餅でしかなかったのに「美味しい美味しい」と食べ尽し、その結果、多くの人々が民主党に票を入れたのである。
「一度民主党にやらせてみよう」
「自民党にお灸をすえよう」
景気が悪化しても困らないマスメディアやコメンテーターなどの金持ちの口車に乗り、民主党に政権を獲らせてしまったのである。その後の悲劇は、覚えている人も多いだろう。
だが、覚えているからと言って、私は安心していない。
振り込め詐欺に遭った人が、何度も同じ被害に遭うように、騙される人は何度も何度も騙されるのである。
「民主党の時は騙されたけど、今度は小池百合子さんや。鳩山さんよりも期待できそうや。そろそろ自民党にもお灸をすえんとあかんのと違うかな。安倍さん、調子に乗りすぎや。よーし、今度は希望の党に入れてみよ」
そんな声が、私には聞こえてくるのである。
私は、怖い。あの民主党の巻き起こした混乱の中で、どれだけの同士が業界から離脱していったか。おーい、カメラマンだった山田くん。工場で、しっかり働いているかね。私は、君が撮った写真を今もパネルにして飾っているのだよ。
衆院選の結果が出る10月22日まで、私は震えて眠る。
追記 いやあ、良かった。「希望の党」は早々に脱落。これを書いた当時には存在しなかった「立憲民主党」も思ったほど票は伸びなかった。そして、自民の圧勝である。「おい!テレ朝!偏向報道は犯罪なんだよ!」などというパネルを出す人や、サヨクの選挙妨害に怒りの声を上げる人など、ちょっと保守のスタイルも変わってきたのかもしれない。ちなみにサヨクに震えなくてすんだのだが、台風によるものすごい風の音に震えて眠れそうもない。