私は、正直、左翼(サヨクではない)である。
一応個人事業主だから、安定を希望して自民支持だが、これでもかつてはテロリストを目指した男である。由緒正しい左派であり、強固な理論武装かつ純客観的に自己を見つめ、この国の腐敗を正そうと権力に対峙してきた男である。
もし、この国が韓国や中国、そして北朝鮮のような国ならば、とっくに立ち上がり、首相の一人や二人は排除していたと思う。だが、この国は、言うほど悪い国ではない。いや、世界的に見ればかなりマシな国である。だから、テロリストとしては活動せず、善良なる一市民として生きてきたのだ。まあ、嘘だけど。
さて、今回の衆院選は、自民の圧勝で幕を閉じた。
なぜ、そうなったのか?
私は、その発端はSEALsにあると考えている。あれほどサヨクの間抜けさ、胡散臭さを象徴する存在はこれまでなかった。変なリズムで叩かれる太鼓の音。稚拙な言葉で語られるラップ。なにより保守に対して投げつけられる醜く野卑な言葉。
サヨクって怖いなあ。リベラルって不細工だなあ。
人々にそんな印象を植え付けてしまったのだ。
そして、同様に、自民党を執拗に攻撃し、民意を操ろうとするマスコミに対しても、人々は胡散臭さを感じはじめた。
「おい!テレ朝!偏向報道は犯罪なんだよ!」
そんなパネルが安倍総理の演説の場に登場したのは記憶に新しいが、「あれ? ちょっと様相が変わってきたな」などと感じた人も多いだろう。その変化が選挙結果につながったのである。
では、どうすれば野党マスコミ連合は、自民党に勝てるのか?
簡単なことだ。
まず、政策で勝負する。他者を批判するだけでは何も生まれないことを、もう、人々は知っている。人の悪口しか言えない連中を、なぜ応援できるというのか。できるわけがないのである。
また野党を応援する人も、その応援の仕方を変えなければならない。
嫌いな自民党の演説にわざわざ出てきて、選挙妨害をするのはやめよう。自分や野党を貶めるだけだ。自分たちが応援する人の演説や勉強会に出て、「ガンバレ」と応援すればいいのである。
マスコミも同じだ。
偏向した報道は、今は、もう簡単に見破られる。それがネットで拡散され、周知され、結局、野党も同じ穴のムジナとして捉えられ、野党に対する嫌気につながるのだ。
朝日新聞など、今回の野党の敗北の原因は「野党の分裂」「小池さんの計算違い」などと言っているが、違うね。マスコミの偏向報道にこそ、その責任はあると思う。
従って、マスコミがすべきは、正しい報道である。事実を正確にフェアに知らせるのである。
そうすれば、野党にも自民党に勝てるチャンスが出てくる。大いに出てくるのである。
まあ、サヨクだからね。無理だろうね。残念だけど。