私も大いにハゲているのだが、やはり豊田真由子さんの「このハゲー!」には腹が立った。思わず「ブスのくせに人のハゲをネタにするな!」と普段は使わないブスという言葉が頭に浮かんだりした。その記事も書いたくらいである。
ああ、ハゲであることが恨めしい。
もう年寄りだし、今さら女の子にモテたいとも思わないのだが、いや、ちょっとくらいは思っていて、「この髪さえフサフサなら、まだまだモテモテ。ああ、なぜ私の髪の毛は性能が悪いのか。遺伝子が悪いのか。いや、熱力学のせいか。私は、熱力学を憎む。熱力学の第二法則を憎む」などと無念がったりしている。
さて、豊田真由子さんである。
このハゲ事件で自民党を離党し、衆院選に出馬したものの最下位で落選。涙を流しながら「申し訳ない」と語っていたのだが、今度は、傷害と暴行の容疑で書類送検された。
もう、踏んだり蹴ったりである。
こうなってくると、少々可哀想な気がする。週に4回も不倫をしていたパコリーヌ山尾志桜里さんは、今回の衆院選で当選した。しかも、「セックスまではやってない」と否定したまま、疑惑にキチンと答えることもなかったのにだ。
「このハゲー!」と罵倒してちょっと殴ったのと、不倫して知らん振りしたのと、どっちがマシかというと、うーん、どちらかというと豊田真由子さんのほうがマシに思えるのである。
しかし、山尾志桜里さん、これからどうやって自民党を追求するんだろう。まあ、蓮舫さんも自分の嘘は棚に上げて平気な顔をしてイチャモンを付けてたし、山尾志桜里さんも、自らの過ちはどこかに置いといて、平気で自民党を批判するんだろうな。
ああ、やだやだ。
豊田真由子さんは確かにハゲの敵ではあるが、それでも「次は頑張ってほしいな」とちらりと思う私である。