和田アキ子さんが、ピコ太郎を批判した。
トランプ大統領と安倍総理との晩餐会にピコ太郎が同席すると聞いて、思わずカッとなってしまったのだろう。「もっと外交の問題がたくさんあるのに。両首脳が話してる時に、ずっと黙ってるの?」などと批判したのである。
たぶん、呼ばれたのはピコ太郎だけだと勘違いしたのだろう。有名人なら他にも青木功や佐藤琢磨、杉良太郎、米倉涼子なども呼ばれている。会談の席に呼ばれたなら、和田アキ子さんの批判も理解できるが、晩餐会である。政治の話などしないのだ。
今回の和田アキ子さんがブッサイクなのは、嫉妬が丸見えな点だ。
自分が紅白歌合戦に落選した年に、ピコ太郎がVIP待遇で出演。「あんな芸人が」とそりゃあ腹が立ったろう。しかも、トランプ大統領との晩餐会にも呼ばれた。つい、嫌味の一つも言いたくなるのは理解できる。
だが、それは非常にブッサイクなのだ。
嫉妬がミエミエなだけに、かっこ悪い人になってしまっている。いや、むしろ痛々しいと言っても過言ではない。気の毒な人レベルなのである。
どうせなら、もっと正直に言ったほうが良かった。
「なんでやねん! ピコ太郎のあんな歌とも言われれへんような歌で、なんで紅白に出れんねん。しかも、トランプ大統領との席にも呼ばれてるやて。なにがPPAPや。なにがパイナップルや。声かって全然出てへんやんか。歌唱力ゼロや。あたしが歌ったら、あんなもんやあらへんで。ちょっと聞かせたろか? ♫アイ・ハバ・ペン~アイ・ハバ・パイナプル~」
などと正直に悔しさを語り、最後に圧倒的な歌唱力でPPAPを歌ってみせれば良かったのだ。
そうすれば、それなりの好感は得て話題にもなったかもしれない。だが、嫉妬むき出しでトンチンカンなイチャモンを付けるだけでは、そりゃあ炎上するしかないのである。強いと思われる人ほど、弱い部分も見せることが必要だと思うのだ。
このままでは、紅白歌合戦だけでなく、「アッコにおまかせ!」も降板かもしれんね。