無神論者と主張するほど神について語ったことはないのだが、正確には、日常的に神を意識したことがないという意味で無神論者である。早い話が、私にとって神など「どうでもいい」存在なのだ。
さて、トランプ大統領が「エルサレムはイスラエルの首都」と言った後、あちらこちらでイスラム教徒が怒り、デモが起こって死者まで出た。エルサレムは、イスラム教徒にもユダヤ教徒にもキリスト教徒にも重要な場所であり、「ユダヤ教を主とするイスラエルの首都にするのはけしからん」ということなのらしい。
アホか、と思う。
「空爆の引き金はトランプ氏」などと新聞の見出しになっていたが何を言っているのか。空爆や戦闘は、発言前からずっと続いているのである。引き金は、それぞれのアホな信者だ。人の発言のせいにするなと言いたい。
人を救うはずの宗教が元で、人が死んでいるのである。歴史上、宗教が原因で死んだ人間は限りない。何がジハードか。アホ以下である。トンチンカン、無能、ウンコ脳、キチガイ、ポンポコピー、どんな言葉を使っても表現できないほどアホである。
そもそもユダヤ教、キリスト教、イスラム教は根っこが同じで、ヤハウェというのが共通の神の名なのだそうだ。違うのは預言者であり、そのせいで「イエスは偽物だ」とか「いや、ムハンマドこそ偽物だ」「いやいや、まだ本物の預言者はまだ現れていない。二人とも偽物だ」などと争っているのだ。まるで小学生である。
実態は、3つの宗教というよりも、3つの宗派なのだ。
ここにも人間のアホな一面が現れている。まったく違うなら争いの感情は生まれにくいが、似ているがゆえに争いが起こる。
例えば、中国だって日本に対しては「同じアジア人のくせに上に立とうとしやがって」と「南京大虐殺」を言い続けるが、イギリスの植民地支配に関しては何も言わない。西洋至上主義の元「愚かな清王朝から人民を開放してくれてありがとう」と感謝し、賠償請求すらしないのだ。
石油などの資源絡みで政治的な側面はあるものの、それでもずーーーーっと3つの宗教が対立したままで憎しみを持ち続けているのは、愚かとしか言いようがない。人間の愚かさの最たるものだろう。
ちなみにユダヤ人が世界中からフルボッコされているのは、ローマ帝国にイエスを告訴したのがユダヤ教徒であり、イエスを銀貨30枚で売ったのもユダヤ人だったことに原因がある。
そんな昔のことで憎しみ続けるとは、ものすごい恨みつらみの精神だ。そもそも、それが事実だったかどうかもわからないわけで、単なるフィクションである可能性も高いのだ。おそらく奥さんをユダヤ人に寝取られた作家が、脚色して捏造して作り上げた物語なのだろう。
Googleしていて面白い記述を見つけた。
▼ユダヤ教の神は人間に試練ばかりを強い、キリスト教の神は許しと祝福しか授けず、イスラム教の神は命令ばかりしている。
いやあ、端的にして明快。これほど3つの宗教をうまく言い表している言葉はないのではないか。今度、キャバクラの姉ちゃんに使ってみようと思う。