私はこれまで、「難民はシロアリだ」「難民を出す国は国にあらず。恥を知れ」などと言ってきた。アフリカや南米、中東の難民・移民を生み出す国に対しては、このクソボケッと言ってやりたい。
こうした痰壺クソツボ国家のせいで、イギリスやフランス、ドイツなどの先進国が文化を壊され、国民の間に亀裂が生じ、内部から崩壊しようとしているのである。こら、難民排出国のアフガニスタン、何をヘラヘラ笑っとんじゃ! イギリスに土下座して謝らんかいっ!
もう、怒り心頭である。いや、言っておくが、私が一番怒っているのは、実は難民やそれを排出する国に対してではない。
これまで「難民を受け入れろ。それが正義だ」とええかっこしてきた連中に対してである。難民に反対する意見を出すと、一斉に「レイシスト」と非難してくる連中である。左翼だかリベラルだか知らないが、そんな薄っぺらな正義感で偉そうな顔をするなと言いたい。
で、ダライ・ラマ14世がとうとうブチ切れた。
「欧州は欧州のもんやろが。難民は、さっさと国に帰って母国再建に尽くさんかい」
さすがはダライ・ラマ。こんなことを言っても、誰も「この人でなし」となじる人はいないのだ。もし、文句を言っても「このノーベル平和賞が目に入らぬか」と一蹴されるのである。
ダライ・ラマは、一部の難民に対しては、きちんとフォローの言葉も発している。
「まあ、命の危険がある難民は、支援する道義上の責任があるわな。ただ、受け入れるだけやったらあかんで。受け入れて、助けて、教育せなあかん。それを放っとくから、『わしらは弱者や。もっと金くれ』となるんや。最終的に母国を発展させるために、頑張れよと教えたらなあかんわ」
極めて、正論である。
私としては、難民排出国に対して「このクソボケ国家が」と罵倒していただきたいのだが、さすがにそこまでは無理だろう。ただし、いくら受け入れる国があっても、そのキャパシティを超えて難民が生まれている状態だ。従って最終的な解決策は、難民に教育するよりも、難民排出国を何とかする以外にないのである。
アフリカ諸国などは、現在とてつもなく悲惨な状況だ。今、中国が盛んに金をつぎ込んでいるが、たぶん、そのせいでもっとアフリカは悲惨になるだろう。インフラ整備では、一部の人間が儲けるだけなのだ。
長い目で見てアフリカに一番必要なのは、ダライ・ラマが言ったように教育である。人としての地力を付けなければ、いつまでたっても利用されるだけの大陸であり続けるのだ。
日本もアフリカに協力するのなら、ぜひ、教育に金を出していただきたい。指導者がいないのなら、菅直人でも鳩山由紀夫でもレンタルしてあげればいいのだ。仮にも日本国首相であった人材だ。アフリカなら多少は通用するのではないか。
いや、無理かな。うーん、やっぱり無理だな。