最近は、朝日捏造新聞や毎日変態新聞も、ネットのニュースが有料になっている。さわりの部分だけ読ませておいて、「これ以上読みたいんやったら、ゼニ払わんかい」という訳だ。
これは、一部のエロサイトと同じ手法である。「どや、このおっぱい。エロいやろ。これ以上見たかったら、ゼニ払わんかい」「どや、このグレーのスパッツ。エロいやろ。これ以上見たかったらゼニ払わんかい」「どや、この金玉(以下略)
読売新聞や産経新聞も同じであり、まあ、これは流れとしては仕方がないと言えるだろう。「情報収集はネットで十分。スマホ代が高いし、新聞代なんて払ってられるかい」と新聞を購読している人がどんどん減っているのである。
私としても各新聞社の気持ちはよく分かるのだが、なにしろ、私も貧乏だ。紙の新聞は、一応、朝日捏造新聞を購読しているのだが、やはりまともな新聞の記事も読んでみたい。特に、読売新聞の見出しの付け方は好きで、結構、興味を引かれて読んでいた。
今日も、「小学校門扉倒れ、女性下敷き…さびで一部破損か」という見出しにつられて読みに行ったら、「読者会員限定です」となっていた。読売新聞の場合は、限定記事に付いている南京錠のマークが薄いグレーで認識しづらいのである。
「どこの小学校ですかーっ」「女性は、無事だったんですかーっ」という私の疑問に、読売新聞のサイトは何も答えてくれないのだ。消化不良も甚だしい。
で、無料ですべての記事を読ませてくれるサイトを探してみた。
例えばYahoo!とか楽天とかのニュースサイトやスマホ用のニュースアプリもあるのだが、あれは各新聞社のごった煮状態である。私は、例え捏造であっても、捏造を貫く朝日捏造新聞を読みたいのだ。情報の定点観測だ。そうしてこそ、その新聞社の本当の姿を見ることができるのである。
NHKは全部読めるみたいだが、文体がですます調である。ちょっとアホっぽいので却下だ。
トンチンカンな質問で有名な望月衣塑子記者がいる東京新聞はどうか? どうやらただで読めるみたいである。「被災地へレディー・ゴー 警視庁警備犬、初のメス」という見出しがあって、どうせ「初のメス? 警視庁も女性差別だ!」などと書いてあるのかと思ったら、普通の記事だった。
「WTO逆転敗訴 風評被害を広げぬよう」という社説でも、どうせ「日本、負けた。韓国、勝った。やーいやーい悔しいのお」みたいな記事を想像していたのだが、至って普通。「福島県産などの水産物輸入禁止をめぐる韓国との貿易紛争で日本は敗訴した。残念だが、食の安全で消費者の関心は国を問わず極めて高い。ねばり強い対応で規制撤廃と風評被害の払拭を進めたい」などと書いている。
これでは、他の新聞と変わらないのである。東京新聞としてのアイデンティティはどこにあるのか。望月衣塑子記者を出せっ、と言いたい。
地方新聞は、まだ無料で読めるケースが多いようだ。私は神戸生まれなのだが、神戸新聞も候補にあげておこう。トップ画面の記事に「電車内で女子大生の尻触る 逮捕の男、2月の被害届で浮上」などと興味深い記事が載っていた。さらにその下には「阪急電車が5キロ速度超過 匿名投書で発覚」という記事があり、こちらも興味深い。
「梁瀬中女子バスケ部、保護者が体罰 部員が不登校に」という記事もあり、これはバスケ部の練習中に保護者が生徒を平手打ちした事件だ。当初その保護者は「ふがいないプレーをしていたので活を入れただけ」「体罰ではなく、叱咤激励の行為だった」などとふざけたことを言っていたらしい。中学校の実名を出し、さらに生徒のメモの写真も掲載している。なかなか気合いが入っているのだ。
とりあえず、これからのニュースサイトのメインは、神戸新聞で行こうかと思う。
それにしても、読売新聞に載っていた門扉の下敷きになった女性は、その後どうなったのだろう。軽傷で済んだことを祈りたい。