まあ、昔ならわかるんですよ。
民放が数えるほどしかなくて、やはり主体は国営放送。田舎のおじいちゃんおばあちゃんもNHK大好き。というか、NHKしか映らない。重要な情報源として国民がNHKを支えていこうではないかというのは、理解できる。
しかし、あなた。今は、そんな時代じゃない。
民放は山ほどあるわ、ネットTVはあるわ、いくらでも海外の放送も見られるわ、もうね、NHKなんかなくても誰も困らない。見ていない人も多いはずなのに、テレビがあるからと一方的に徴収するのは、これはヤクザと同じである。
まあ、私の場合は、「いだてん」は見てますけどね。それでも例えば広末涼子が「お願いだから、NHKなんか見ないで」と懇願してきたら、間違いなく見ないわけです。見なくても平気だし。紅白歌合戦なんか、一度も見たことないし。ちなみに辻元清美が懇願してきたら、蹴飛ばして頭をかち割ります。
この間の選挙で議席を確保した「N国」は、「NHK放送のスクランブル化」を目標としているみたいですが、私からすると「いやいやいや、スクランブル化なんて甘すぎる。もうNHKなんていらんでしょう。解体しなさい」と思うわけです。
石田総務大臣は、「NHKには災害報道や政見放送など公共放送の社会的使命を果たすことが求められる中で、その財源は広く国民・視聴者に公平に負担してもらう受信料で支える制度となっている」と言ってるんですが、いやいやいや、あなたね、いったい何時代の人間か、と問いたい。おそらく生まれたのは石器時代ですよ。
災害報道は、民放でもできるわけでね。災害が起こってのんきにアニメ番組を流しているのは、テレビ東京くらいなもんですよ。政見放送だって、各局共同でやっても全然問題はない。そもそもNHK自体がもはや中立ではないのである。
菅官房長官は、「NHKの放送をスクランブル化することは、公共放送としてのNHKの基本的性格に影響を及ぼすこととなり、慎重な対応が必要だ」と言ってるんだけど、いや、もうその「公共放送」という概念自体が今の時代に合ってないわけですよ。
そうした時代背景だからこそ、正直言ってあまりできが良いとは思えない「N国」が議席を取ることになった。都知事選での外山恒一の政見放送が85点だとすると、N国は大サービスして72点です。ただ、外山恒一が100%ギャグであったのに対して、N国には一理があった。そこが政党としての希望なわけです。
ちなみにN国の立花孝志代表のYou Tubeでは、「NHKが最高裁の判決を無視して23年間分の受信料38万円を請求してきたので、苦情の電話しました」の方が面白いから、暇な人は検索して見るように。
まあ、普通だったら、あんな党、辻元清美のおならで吹き飛ぶような存在ですよ。それが福島瑞穂のウンコ混じりのおならでも吹き飛ばず、未消化のトマトの皮を顔面に貼り付けたままとは言え、議席を確保できたわけです。
時代の流れというものは怖いですよ。
いつまでも国営放送だ公共放送だと勘違いしていると、そのうち「えっ!?」というくらい「NHKなんていらない」という世論が高まり、NHKの不払い運動が一般化し、NHKの職員や家族は道を歩けず、まるで朝日捏造新聞のような状況に追い込まれるかもしれない。あなた、今、朝日の販売店がどれだけ苦労しているかご存知か。NHKの集金人なんか、もう、生きていけませんよ。
ちなみに私は、NHKの受信料は欠かさず払っているわけです。悔しいけど。気が小さいから、払っちゃってるわけです。1日3本は飲んでいたコーラを1本に減らし、小説は図書館、エロ本は近所の河原で探し求め、J-POPは、近所のブックオフで聴かせてもらう。
で、いくら払っているのか調べてみたら、月額2,230円ですよ。
えーっ、そんなに高かったのか!? あなたね、Amazonプライムなんて、たった500円ですよ。その金額で山程アニメや映画やドラマが見ることができる。NHKなんて私の場合、今見ているのは「いだてん」だけですからね。ぼったくりもいいとこだ。
ああ、本気で腹が立ってきた。
NHKの受信料さえなければ、節約生活も少しはマシになる。エロ本だって2冊は買える。実に悔しいじゃないですか。というわけで、「NHKをぶっころ……」ちょっと間違えた。「NHKをぶっ壊す」というフレーズには、心の底から賛同するのです。