いや、オバハンがダメというわけじゃないですよ。私なんて、51歳でも全然OKです。はっきり言って18歳から65歳までがストライクゾーンなわけです。
しかしですよ。
見ていて恥ずかしくなるようなナルシスト丸出しの写真をSNSにアップして、BMWを乗り回しているような見栄っ張りの男が、自分よりも随分年上のオバハン。しかも、昭和初期みたいな顔の女性と交際するなど、ちょっとおかしいじゃないですか。そう言えば、水木しげるが描く登場人物にも似てるな。
私は、完全に勘違いしてました。
あのガラケー女は、仕事の関係者に違いない、と。あの宮崎とか言うオッサンの本当の彼女は、20歳の現役女子大生とか、24歳のモデルであると。せめて30歳の色っぽい女性が登場して欲しいわけですよ。
糞みたいな男が、美人の彼女を連れている。そこで、はじめて「この糞が~っ」というピュアな怒りがわいてくるのです。「こんな糞みたいなキチガイのオッサンに、なんで、こんなええ女が付いてるんじゃ~っ。おかしいやないか~っ」と世の不条理に怒りを勃起させたいのですよ。ビンビンに。それでこそ生きる糧になるというものです。
だと言うのに、あなた。
正直、ガラケー女の顔を見た瞬間、私は脱力しまくりでした。「交際している女」とちゃんとニュースでも言ってるし、もうね、すべての力が抜けて、金玉までがブラーンとなりました。いや、金玉は元からブラーンだったか。ああ、二つだからブランブランだな。
もう、怒りも憤りもない。ただ、あるのは哀れという感情だけです。ニュースによれば、あおり男は、そこそこ資産家の育ちらしいし、大学もまあまあの私学を卒業している。最初に勤めた会社もとりあえずは有名企業である。なにやってるんでしょうね。
結局手に入れたのは、二人揃って社会の笑いものになったという恥の記憶だけじゃないですか。恥の記憶は、ムショ暮らしの記憶なんかよりも精神をむしばみますよ。
聞けば、逮捕されるときにガラケー女は「手をつなぎたい」などと言ったそうなんですが、ここまでくるとおぞましいを通り越して微笑ましいくらいです。
いや、もう、手でもチンポでもつないでろや、と思いますね。