いやあ、実にけしからん。助平すぎる。
「妖怪大戦争(2005)」のことである。 そろそろ年末に向けてテレビがつまらなくなってきた。いや、テレビはいつもつまらないのだが、年末年始のテレビ番組のつまらなさはほぼ300%増量である。腹が立つほどつまらない。見るだけ時間の無駄だ。
以前は、TSUTAYAから山ほどのビデオを借りて時間つぶしをしていたのだが、今は、Amazonプライムがある。ありがたいことである。
で、今日は「妖怪大戦争」を見たのだ。
今回見たのは2005年版で、1968年版は子供の頃見た。結構面白かったと記憶している。
しかも、新しい「妖怪大戦争」は、佐野史郎や柄本明、豊川悦司、菅原文太、栗山千明、阿部サダヲ、近藤正臣、石橋蓮司、板尾釧路などという芸能界に無知な私でも知ってる役者が大勢出ている。さらには、忌野清志郎がぬらりひょん役で出ているではないか。いやあ、これは楽しみだとワクワクしながら見たのである。
そしたら、あなた。
まず、悪霊軍団のアギ(栗山千明)という妖怪がエロすぎる。私が風紀委員なら「露出度が高すぎるでしょうが~っ」と取り締まるレベルである。いくつかのコスチュームがあるのだが、まるでワカメちゃんのスカートみたいなものもあり、太もももパンツも見えてしまうのである。
さらにヒロイン役の川姫(高橋真唯)というカッパの妖怪もエロすぎる。太ももがなんとか隠れるくらいの着物を着ているのだが、もうね、しゃがんだときなど腰骨の辺りまで見えているのだ。「パンツくらいはいとけよ~っ」と思わず怒鳴ってしまうのである。
そして、極めつけは、ろくろ首だ。これは、断固としてけしからんと言っておく。いや、ウンコとしてけしからんと言い切ってもいいくらいだ。
小学生の男の子が主人公なのだが、長く伸びた首で彼をぐるぐる巻きにしてしまうのである。それだけでもエロいのに、なんと、彼女は男の子のほっぺたをペロリとなめてしまうのだ。しかも4回も。思わず「私もなめてくれ~っ」と叫んでしまったのである。
うーむ、この映画の監督はかなり助平なのではないかと思ったのだが、それが疑惑ではなく確信に変わったのは、次のシーンを見たときだ。私は、最初見たときは自分の目が信じられなかった。そして、何度も何度も見返したのである。
わかりにくいが、空飛ぶ機械獣に逆さ吊りにされている右側の人物は、スカートを身に着けた(たぶん)女子高生なのである。もちろん、パンツ丸見えだ。こんなシーンをわざわざ入れることからしても、もう、助平に決まっているのである。
ま、私のような観察力の優れた人間だと、もう、最初の方の主人公のお姉さんが出た時点で「あ、この監督助平や」とわかってしまったのであるが。
いくら隠そうとしても、私にはお見通しなのだ。 ディテールにエロは宿る。頭隠して尻隠さず。団子隠そうより跡隠せ。英語で言えば、That’s behaving like an ostrichである。諸君も気をつけたまえ。君の助平は、とっくにバレている。