だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

深夜にカップラーメンを食べながら見た「かもめ食堂」。おにぎりを食べたくなったが、パンしかなかった。

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細かいことが気になるのは杉下右京の悪い癖だが、私の悪い癖は、深夜にカップラーメンを食べながら映画を見ることである。

ただでさえ血圧が200近くあるのに、これはもう脳梗塞待ったなし。更新が三ヶ月なくなったら死んでいると思っていただきたい。

さて、昨夜は「かもめ食堂」を見た。主演は小林聡美である。ちなみに食べたカップラーメンは、ダウンタウンの浜ちゃん絶賛のトムヤムクンヌードルである。「うめーっ」というほどではないのだが、癖があって、つい食べたくなるのだ。

さて、小林聡美を初めて見たのは、映画「転校生」だった。男の子と女の子の意識が入れ替わる話で、男の子の意識で水泳の時間にパンツだけはいて「うぉーい」などと手を振るシーンがあった。おっぱいが丸見えである。

小学生の頃ずっと風紀委員をしていた私としては、「けしからんですぞ」と怒りながらも、ぐいっと身を乗り出して注視したことを覚えている。

当時彼女は16歳で、よくおっぱい丸出しのシーンをやりきったものだと感心する。男であれば、「作品のためだ。金玉を出せ」と言われるようなものだろう。私なら「金玉は出せません」と出演を断るにちがいない。ちなみに「かもめ食堂」には、水着シーンは出るがおっぱいは出ない。

フィンランドヘルシンキで食堂を経営している女性がいる。客は来ない。地元のおばさんたちが窓から覗くだけで入っては来ない。日本オタクの若者がようやく入ってくるのだが、「最初のお客さんだから」とただでコーヒーを飲ませるのである。

そこに片桐はいりがやってくる。もたいまさこもやってくる。この配役だけで面白さは約78%が保障されるのである。というか面白さの方向性が決まるのである。

小林聡美片桐はいりのセリフに、ちょっとくどい部分が感じられたのだが、気になったのはそこだけだ。もう少しサラッとした会話が私の好みである。好みで言うと、フィンランドの森が映されるのだが、そこは、もう少し見たかった。

ちなみにAmazonの評価は、かなり高い。私としては、佳作良作のレベルではあるが、最高ではなく星4つと言ったところか。

星1つの人のコメントに「何の葛藤もなく、何の努力もせず、闇を抱えた得体のしれない人達」というのがあったのだが、さすがに浅慮が過ぎる。まず、主人公には現地の人に受け入れられる(という設定)の料理の腕があり、フィンランド語もできる。努力しないと身につかないことである。

また、「店主の『いらっしゃい』は、すばらしい」というシーンがあったのだが、気持ちのいい「いらっしゃいませ」という言葉を言うだけでも努力は必要なのだ。私なら、おそらく1年修行をしても言えないだろう。いらっしゃいませ検定なら不合格間違いなし。店員には不適格な人間である。

徐々に客を増やし、地元に溶け込んでいく3人。それに引き換え自分は、とちょっとウツになった私である。今日から筋トレと一緒に、「いらっしゃいませ」の練習もしようと思う。