ようやく東京オリンピックの延期が決まった。
ずっと思っていたのだが、なぜ、安倍総理や森会長や小池都知事は、「オリンピックは予定通りやる」的な言い方をしていたのだろう。
小池都知事は今回の延期を受けて、「ずっと中止はありえないと言っていたとおり」などと弁解気味に言っているが、いやいやいや、あなたの「中止はありえない」は「予定通り7月から開催する」というニュアンスで言っていたと思う。強気の発言であり、独り歩きしても仕方がない言葉なのだ。
そんな言い方をするから、「コロナウイルスが世界的に蔓延してるのに、予定通りやるって、こいつら頭おかしいんとちゃうか」と思われるのである。カナダから「選手は送らない」などと発表されてしまうのである。私は、外国人の意見などどうでもいいが、それでも「頭がおかしい」と思われると腹立たしいのだ。ちょっとは考えて発言しろと言いたい。
例えば、「コロナウイルスが蔓延しているため様子を見ます。ただし日本は、ホスト国の務めを果たすために、いつ開催になってもいいように万全の準備を怠りません」と言えばいいではないか。
中止を匂わす発言をすると「お前、何言うとんねん」と叩かれるとでも思っていたのだろうか。
もちろん対人間、対組織の場合は、そういう弱気の発言は避けるべきだろう。だが、今回はコロナウイルスなのだ。いつ終息するかなど、誰にもわからないのだ。中止を匂わしてそれを非難するような非常識な人間など、辻元清美と蓮舫くらいしかいないのである。馬鹿は放おっておけばよろしい。
まあ、私はオリンピックには興味がないので、延期だろうが中止だろうがどちらでもいいのだ。どうせ利権まみれのイベントである。
あんなもの、アメリカのテレビ局が夏枯れの時期に金を稼ごうとしてやっているだけのイベントなのだ。「いや、選手ファーストで行くなら、夏はやめておきましょう。10月開催にしましょう」と異を唱えられないのがIOCなのだ。よほど美味しい思いをしているのだろう。
そう言えば、東京五輪の事務所の賃料が月額4300万円とか聞いたことがあるのだが、1年延期になったら賃料だけで5億円以上余計にかかるやないかいっ。月38,000円のアパートに引っ越せやっ。
いったい国民の税金を何だと思っているのか。私だって微々たるものだが払っているのだぞ。
そんなことを考えていると、東京2020は延期じゃなくて中止、「さらば東京オリンピック。人類の祭典は2024年のパリオリンピックまでさようなら」でいいような気がしてくるのである。