だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

きゃりーぱみゅぱみゅの次は柴咲コウか。なに? 種苗法改正案? 知らんなあ。

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いや、もう、腹が立つのなんの。

今朝、クレオパトラ似の妻がラジオを付けておったのですが、そのパーソナリティが、声が悪くてしかも声がでかいという、私が一番嫌いなタイプだったんですよ。

で、何を言ったかというと、きちんと覚えてないので骨子だけ書くと「検察庁法改正案に抗議したきゃりーぱみゅぱみゅさんに対して、『芸能人が政治的な発言をするな』という声が多く発せられているのだが、これは許せんっ」などと大声を張り上げていた。

いやいやいや、お前は馬鹿か。

芸能人が政治的発言をしようがお馬鹿発言をしようがそんなものはどうでもいいのだ。あくまで間違った情報を拡散してはいけませんよ、と言う話なのである。きゃりーぱみゅぱみゅの場合は、明らかに間違えた相関図をリツイートしていたわけで、これは「政治的発言」ではない。単なるフェイクの後押しである。

そう言えば、このパーソナリティ、かつて民主党が政権奪取したときに盛んに「自民党にお灸をすえよう」「一度民主党にやらせてみよう」と言いまくっていた人物であった。まあ、それはいい。そのくらいは許してやる。

一番許せなかったのは、経済や外交がぐちゃぐちゃになり、民主党が真性の馬鹿の集団だと判明したとき、ラジオでヌケヌケと「民主党がこんなにひどいとは思わなかった」と言い放ったことである。視聴者を扇動した責任など、まったく感じていないのだ。ウンコを漏らして死ね、と心底願った。

さて、前置きが長くなった。頻尿でオシッコが長い上に前置きまで長くなると、これはもう老害と言っても過言ではない。悲しいことである。

さて、サイトで「アホの柴咲コウさん」などと書かれていて興味を引かれて読んでみた。アホは大好きである。

どうやら日本の農家が「韓国のあほたれが日本のいちごやミカンの品種をパクリよるんで何とかしてちょ」と陳情していたらしい。そのための法律が種苗法改正案というのだが、それに対して柴咲コウさんが「このままでは日本の農家さんが窮地に立たされてしまいます」と反対のツイートを発信したのだという。結果、種苗法改正案は廃案になった。

まあ、韓国が日本の品種をパクるのは仕方がない。韓国人に「パクるな」と言うのは、これは息をするなと命令するのと同じである。そんなの無理なのだ。

だが、農家の方は激おこなのである。こんなツイートが貼り付けてあった。

種苗法改正案今国会成立を断念ってさあ。私等が農協青年部とかで何回陳情繰り返してさあ、あちこちから資料かき集めて話し合って持ち込んでずっと頑張ってきたのに、芸能人が騒いだらこれかよ。見ろよ、デモ暮らしー偏重で議論よりパフォーマンスによる共感を中心に据えたこの国の無残な政局ごっこをよぉ】

実際にどの程度、柴咲コウさんのTwitterが影響したのかはわからないのだが、少なくとも廃案のきっかけになったのは確かだろう。こんな記事もあった。

自民党森山裕国対委員長20日、ブランド農産品種の苗木などを海外に持ち出すことを規制する種苗法改正案の今国会での成立を見送る方針を示唆した。農作物の自由な栽培が難しくなるとの懸念を野党などが示しているためで、記者団に「日本の農家をしっかり守る法律だが、どうも逆に伝わっている」と述べ、成立には時間が必要だとの認識を示した】

おいこら、森山くん。

「日本の農家をしっかり守る法律だが、どうも逆に伝わっている」とはどういう意味だ? 逆に伝わっていると思ったなら、「逆に伝わっている」とはっきり発信せんといかんでしょうがっ。柴咲コウのところまで出向いて、「逆に伝わってまっせ」と教えんといかんでしょうがっ。その上で正しい情報をツイートさせるべきなのである。それが正しい政治家のあり方だ。

例えば、橋下徹だったら即座に柴咲コウのツイートに対して「それ、逆に伝わってる」と発信するだろう。そうすれば、少なくとも柴咲コウは「あれ、間違ってたか」と気が付き、それを目にしたファンたちも「あれ、柴咲コウってアホ?」と気が付くのである。

政治家は発信力が全てであり、発信力のない政治家など不要なのだ。「どうも逆に伝わっている」などとのんきに記者に向かって言っているようでは、政治家失格なのだ。もっと必死に仕事しろと思うのである。

ちなみに柴咲コウさんは、その後どうしたかというと、一番やってはいけないことをやってしまった。問題のツイートを削除したのだ。削除した以上、「自分のTweetが間違っていた、あるいは偏向していた」という意識はあったのだろう。意見を言う権利は誰もが持っているが、それが偏っていたと気付いた場合は、それに対して説明する責任はあるのだと思う。特に、影響力のある著名人ならなおさらだ。

誰だって間違いはある。間違えたときにどう対処するかで、その人の価値は決まるのだ。やはり、ネットで書かれた「アホの柴咲コウさん」という表現は正しいようである。柴咲コウさん、アホの坂田師匠に弟子入りなのだ。極めて残念っ。