だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

古いパソコンにLinux(Ubuntu 18.04.5LTS)を入れた男。

f:id:b9q:20201201110355p:plain

捨ててから後悔するのは愚か者である。もちろん私は愚か者の部類であるからいつも後悔している。

この間は、「銀河英雄伝説」の小説と漫画の全巻をブックオフに売り払ってしまった。小説は5回くらい読み返したし、漫画に至っては数え切れないほど読み返した。もう十分だと思ったのだが、全然十分ではなかったのだ。

なぜ、売り払ったのか。おそらく一時的に錯乱していたのだろう。この間は700冊くらい選んだのだが、選んでいるうちに、引き取りに来るブックオフの店員に「えっ、銀河英雄伝説!? まだ人気があるのに、なんと太っ腹な御仁なのか」と思ってもらいたくなったのだろう、「よーし、これもこれも、これもだっ」などと大盤振る舞いしてしまったのだ。

漫画で言えば「タッチ」全巻も売った。まあ、あれは、最後のあたりにアイドルが絡んでくるのが気に食わず、「画竜点睛を欠きましたな」などと不満だったのでいいのだ。やっぱりタッチは、甲子園出場を決めた時点で終わりにすべきだった。

で、パソコンもよく捨てるのだが、これも時々後悔する。

Macintoshで言えば、SE30とPowerBookG3は捨てるべきではなかった。もちろん今更使いようはないのだが、あの筐体の魅力は、今の機種には求めようがない美しさである。ああ、悔しい。

Windows機もたくさん捨ててきたが、全然悔しくない。私の愛機は、ずーっとThinkPadで、これは真っ黒な筐体に赤いポッチというデザインでほとんど変わらないのだ。最近のものは薄っぺらになっているが、見た目は同一であり、捨てるのに思い切りも決断も必要ない。ちなみにThinkPadというのは、もともとはIBMの製品だったのだが、今は中国のレノボに買収されてしまった。よりにもよって中国ですぜ。あれは、ショックだったなあ。

ThinkPad以外だとヒューレット・パッカードのPavilionというノートパソコンを持っている。ThinkPad以外のパソコンも使いたくなって買ったのだが、この機種はファンがうるさくて夏など使い物にならなかった。Windows7で使っていたのだが、Windows10を無理矢理入れると遅いのなんの。しかたなく新しいThinkPadを買ったのである。

で、ここからが本番だ。まあ本番と言ってもセックスをするわけではないので安心してくれたまえ。私はオナニーしかしないので大丈夫である。

その古いPavilionという機種にLinuxOSを入れてみたのだ。

Linuxというのは、そのへんのパソコン好きのあんちゃんたちが作ったOSで、たぶんマイクロソフト社のビル・ゲイツが大嫌いなのだろう。パソコンのOSは人々にとって開かれた資産であるべきだとの信念のもと、ただでOSを配布しているのである。

私が入れたのは、Ubuntu 18.04.5LTS(MATE1.20.1)の32bitバージョンだ。最初に入れた古いUbuntuの方が起動も動作も機敏だったのだが、カナ打ちで音引きを入力すると「¥」が出てきたりして使いづらかった。たぶんキーボードの設定を間違えていたのだろうが、面倒なので新しいUbuntuに変えたのだ。

そんな経験を経てよくわかったのだが、あなたね、パソコンなんてLinuxで十分ですよ。最初から無料のオフィスアプリは入っているし、もちろんネットやメールも使えるし、文章を書くだけならまったく問題はない。

高い金を払ってWindowsMacintoshだと新機種が出るたびに右往左往するのは、これはもう愚か者と言っても過言ではない。この愚か者が~っ。景気づけに怒鳴ってみました。

立ち上がりも早いし、自分好みにカスタマイズもできるし、しかも種類が多い。私などは、嬉しがって7種類のLinuxを入りたり出したりしたのだ。いくら試してもタダである。こんな贅沢があろうか。

ただ、Linuxは、日本語変換の出来が少し悪い。MOZCという日本語入力システムなのだが、確かGoogle系で、だがGoogleのものと比べると変換能力が落ちるのだ。おそらく辞書が貧弱なのだろう。まあ、少し前のMicrosoft IMEに比べれば、はるかに優秀なのだが。

とにかく、あなた。

もし型落ちのパソコンがクローゼットに隠したエロ本の奥あたりに眠っているのなら、一度Linuxを試してみるといい。何より新しいOSに触れてみるというのは、新しいエロ本を手に入れるのと同じくらいワクワクするのであり、思わずよだれが垂れ、チンコからも何かが垂れ(以下略)