だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

有識者「面白ければ全て漫才なのか?」いやいやいや、面白ければいいと思うのだが。

f:id:b9q:20201231133603j:plain

私は、お笑いが嫌いである。

ついでに言うなら下品も嫌いで、没落したイギリス貴族の末裔というのが私の設定である。高貴な生まれなのだ。海の王子様にだって負けやしない。皇室を狙う小室圭、かかってこんかいっ。

そんな私にとって、なにが嫌いと言って、吉本の芸人が集まってだべっている番組ほど嫌いなものはない。0.3秒でチャンネルを変える。ついでに言っておくとダジャレも嫌いだ。オヤジギャグなどもっての外である。私の前では決して言ってはならない。言えば恐ろしいことが起こる。

で、たまたまM-1グランプリの優勝者の漫才をニュース系バラエティで通しでやっていて見てしまったのだ。まあ、短そうだし少しくらいの時間なら我慢できるだろう、と。

そしたら、あなた。クスリとも笑えなかった。

いや、まったく面白くないわけではない。それなりに面白い。だが、笑いに昇華されるまで、あと30%足りないという感じである。

電車の中で吊り革を持たない主義の男が、とんでもない揺れに見舞われるというネタである。「もし〇〇だったら」という初歩的なSFにあるようなネタだ。まあまあ面白い。だが、思わず吹き出すような面白さはなかった。この設定なら、もっとシュールな方向に展開する手もあったのではないか。

一部では、「あれは漫才ではない」とか「M1から正統派が消えた」とか問題視する発言が出たようだ。かつてのしゃべくり漫才を正統派として捉えているらしい。

いや、あなた。大きく言えばお笑いでしょうが。コントに寄ろうが、一発ギャグの応酬であろうが、お笑いというジャンルであるなら、少しぐらい外れていても問題はない。むしろ、外れたものを狙うくらいでないと将来性はないのだ。それともM-1グランプリは、正統派漫才に限るという縛りでもあるのだろうか。

ただ、「一等賞がこれかよ」というがっかり感はあった。私のクレオパトラ似の奥さんは全部見ていて、「見取り図」とかいうコンビが一番良かったんだそうだ。

私はお笑いが嫌いなので、その時間、一人、書斎で「テイキング・チャンス」という映画を見ていた。ケビン・ベーコン主演。これほど軍服が似合う役者はいない。思わず「わしも海兵隊に入るっ」と思ってしまったのである。いずれ、レビューを書こう。

さて、お笑いが嫌いと言いながら、以前、ある漫才を見て、私としては破格の回数を笑ったことがある。

ドランクドラゴンというコンビで「コント日本遊戯研究部」というネタだ。今、You Tubeで見返してみたのだが、二度目だというのになんと6回も笑った。ふ、ふふ、ふ、ふふふふ、ふふっ。あやうく笑い死にするところだ。

さて、年末年始は、実にしょうもない番組が増える。というか、しょうもない番組だらけになる。吉本の芸人と老けたアイドルでいっぱいなのだ。あとはYou Tubeで構成された手抜き番組くらいだろう。今のところ見る予定に入っているのは「相棒」だけである。もちろん紅白歌合戦なんて見ない。生まれてこの方一度も見たことがない。一生見てやらないのである。

年末年始は、シン・エヴァンゲリオン公開に備え、AmazonPrimeで劇場版エヴァの三部作を見返すつもりだ。