だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

成人式が感染式になる日。新宿区の場合。

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新宿区の区長が「うちは成人式をやるんじゃー」と言い張っているようで、まあ、そんなの私には関係ないし勝手にやればいいのだが、記事を読んでいてちょっと疑問を感じたわけです。

全国から「自粛すべきだ」という意見が寄せられているらしいのだが、新宿区長はこう言っている。

「新宿の場合、感染者の76%が20代から40代で、10代は5%程度なんです。ということは19歳から20歳になる人たちはほぼいないんです。そういう意味では非常にリスク低い」

私は数学というか、算数すら苦手で特に引き算は大の苦手。指を使っても正解できないという特殊な頭脳の持ち主である。

そんな私でも、新宿区長の発言には首をひねった。10代の感染者が5%というのは、それだけ新宿にいる10代がもともと少なかったということではないのか? 10代から70代まで同数のサンプルによる結果なら「ああ、10代、少ないね」となると思うのだが、単に感染者の数でパーセンテージを出しているだけではないのか。

だったら、「5%だから少ない」とは言えないような気がするのである。問題になるのは、数ではなくて感染率だと思うのだ。

仮に10代の感染率が少ないとしても、だから集まってもいいというものではない。そもそも今危険視されているのは、若者が無分別に遊び回りその周辺の大人に感染することであったはずである。

成人式を強行することで、新宿区長をはじめ、来賓の年寄りたちに感染してクラスターが発生する可能性もゼロではなく、正直、そうなったら面白いなあなどと楽しみにしているのだ。

また、新宿区長は、こうも言っている。

「成人になることは社会での責任を持たされる瞬間なんだと、原点に立ち返って実感してもらう場にしたい」

なんかこう、虚しい言葉ですな。そもそも役所がやる成人式にホイホイ集まってくるような連中に、社会の責任やら大人の自覚などは期待できない。それが期待できるのは、成人式に不参加の30%の中にいるはずである。

どちらにしてもこの区長の言葉、もう、当たり前過ぎてつまらないのである。もっと気の利いたことを言えよと思う。私からは、こういう当たり前のことを大層に語る大人にはなってはいけませんよ、と新宿の成人たちには言っておきたい。

もちろん、この発言は記事の抜き出しに過ぎないわけで、もしかするとこの後、「実は、覚醒剤3割引きでっせ」などと言っているのかも知れず、それならさすがは新宿、暗黒都市と感心するのだが。さらに、「薄さ0.01ミリのコンドームも無料配布しますので帰りにどうぞお使いください。ちなみにラブホも3割引です」などと言っていたら、私は「さすがは新宿区」と拍手するのである。

そんな発言をするような区長が本当にいたら、日本も少しは面白くなるんだがなあ。