だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

これもアサヒ脳か。ファミリーマートの「お母さん食堂」アンケートに対する言動。

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ファミリーマートの「お母さん食堂」については、私は声を大便にして肯定している。「お父さん食堂」など気持ち悪いし、「お姉さん食堂」だとエロいシーンを想像する。「ミニスカ食堂」なら行ってみたいが、こういう発言は一部の人から軽蔑され非難されるので言わないほうがいい。

やはり「お母さん食堂」が一番スッキリする。もし、これが問題というのなら、「お母さん」という言葉自体も問題となる。お母さんという言葉から想像できるイメージに、女性全体を閉じ込める、それはけしからんという理屈も成り立つのだ。「子供がいる女性」とでも言い換えようと言うのだろうか。

また、例えば女性らしいファッションや男っぽいファッション自体が問題ということになり、続いて見てくれを良くするための化粧も問題だし、美男美女が注目される映画やドラマも問題であり、昨今のブサイクな女性を広告のモデルに使ったりする一部のエセ企業を見るまでもなく、一気に世の中は息苦しい灰色一色になる。

ただし、「お母さん食堂」という名称は、ネーミングとしては、58点といったところか。あまり出来はよろしくない。

で、「出来が悪い」とイチャモンを付けるのはいいのだが、ファミリーマートの『お母さん食堂』の名前を変えたい!!!〜一人ひとりが輝ける社会に〜」と一部の高校生が声を上げ、それをリベラルたちが後押しをするという事態に陥り、この状況に対して非難する人たちが現れたというのも当然のことに見える。

いやいや、別にファミリーマートの「お母さん食堂」に異議を唱えるのはいいのである。抗議しようが署名活動を行おうが、いやもっと過激にファミリーマートにテロを敢行しようが、それを私は非難するものではない。どんどんやれ、と思う。

私が面白いと思ったのは、そんな中、「お母さん食堂は改名すべき?」というアンケートを行った人の言動についてである。

結果、16万票中、96.7%の人が「改名すべきじゃない」と答えたのである。16万票というと多いと思えるのだが、もしかするとネトウヨ系の人たちが集まったのかも知れず、本当のパーセンテージは数字通りには受け取れない。

で、このアンケートを敢行したのは綾野辻子という、まあ本名じゃないのだろうが、まさかこれほど改名に反対する人が多いとは思わなかったのだろう。こんなTweetを発信したのである。

▼こちら16万票という数が集まりましたが、投票者の質が低いという課題が分かりました。日本のジェンダーギャップ指数が低い理由が判明したようね。つまり私たちがやるべきことは署名ではなく啓蒙です。いくら投票を募っても国民のレベルが低いと意味がないので。この結果は重く受け止めます。

いやあ、よくこんな文章が書けたものだ。「投票者の質が低い」というのはいいのだが、それをもって「日本のジェンダーギャップ指数」が低いと関連付け、さらには国民のレベルが低く、故に「啓蒙しよう」という意識は、これは危険である。差別意識丸出し。ジェンダーの前にもっと基本的な常識を身につけるべきであり、逆に言うと、それがわからないほどアンケートの結果にショックを受けたと言うことなのだろう。お気の毒である。

で、この思考は以前に出会ったことがあり、それは元朝日新聞記者のアフロえみ子こと稲垣えみ子さんの著書「アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと」の文章である。

当時、橋下知事の出した教育条例に賛成する府民たちに混乱し、「条例を知らないから賛成したのだ」と断定し、さらに「最初に否定すると反発を食らうので、まず橋下を肯定してから記事を書けばいい」とこれからの手段を結論づけたのである。さすがに府民のレベルが低いとは書いてはいなかったが、それに近いことを書いており、やはり朝日新聞の記者、エリート意識丸出しだなあと感心したのだ。

で、綾野辻子さんであるが、どんなエリートだろうとTwitterを見に行ったのだ。そしたら、まるでエリートじゃなかった。他の文章を読むと、おそらく中学生か高校生。いや、もっと幼い感じがする。現役大学生と自己紹介しているが、これは身元を隠すための煙幕だろう。

それを象徴するような面白いTweetがあったので掲載してみよう。

▼#えんとつ町のプペル の映画見に行って来ました!途中で少しだけ寝てしまったのでストーリーはよく分からなかったけど、最後はめちゃくちゃ感動しました。あと絵がすごい上手かったです。他のお客さんもみんな泣いていたので感動映画間違いなしです。ストーリーも面白そうなのでもう一度見に行くかも!

思わず笑ってしまったのである。「途中で少しだけ寝てしまったのでストーリーはよく分からなかったけど」という文章から「ストーリーも面白そうなのでもう一度見に行くかも」という流れは、なかなか書けるものではない。私も、今度映画のレビューを書くときは真似してやろうと思う。憎しみが伝わってくるのみの環境少女グレタなどよりは、好感度が高いのだ。

まあ、若い時に何かにかぶれるのは決して悪いことではない。私自身ロープシンの「蒼ざめた馬」にかぶれ、理論武装だ国家転覆だ革命だなどと馬鹿なことを考えていた。国会議事堂の前でウンコをするのが私の夢である。

綾野辻子さんも、しっかり成長して私のような立派なジジイになっていただきたいものだ。