だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

茂木先生、自分のかかとにつまづく。鼻出しマスク受験生(49歳)は、なぜ、6回注意されたのか?

f:id:b9q:20210119144534j:plain

いや、49歳で受験生というのは、全然問題がない。むしろ、尊敬されるべきである。おそらく東大を目指して浪人生活30年、これを立派と言わずして何が立派か!?

ただ問題は、この人、鼻出しマスク男だった。

受験生でいっぱいの試験場に、鼻出しマスクはいけません。おっぱい丸出しエプロンとはワケが違うのだ。もちろん鼻出しがいけないと法律で決まっているわけではないが、だからといって褒められるような行為ではない。

聖路加国際大学の大西一成准教授(環境疫学)は「呼吸やくしゃみの際は、鼻からも飛沫(ひまつ)が出る。もし感染者が鼻を出してマスクしていた場合、周囲に感染させるリスクがある」と指摘している。そもそもタバコを吸う連中を見ていれば明白ではないか。鼻の穴から漂い出た煙は、遠く私の元にもやってくるのである。ふーふー吹き飛ばそうとしても詮無いことなのだ。

なんらかの疾患があって鼻出しマスク男であるなら、これはあらかじめ申告しておけば別の場所で試験が受けられるのであり、それを行使していない以上は、一般的常識に従うべきである。

それさえ否定するほどのへそ曲がりなら、そもそも大学入学共通テストなどという自分の能力を数値化され、その結果により人生の道筋を決められるような極めて非人間的なテストなど受けるべきではない。

テストは受けたいが、鼻出しマスクは貫きたいなどというあっちにフラフラこっちにフラフラという態度は、褒められたものではない。君のどこに根っこがあるのかと問いたいのだ。

そもそも、なぜ試験官は6回も注意したのか。

一度注意したのに言うことを聞かなかった。それだけで失格にすればいいではないか。飲酒運転と同様、過失ではなく故意である。意識的に鼻を出しているのだから、これは一度注意するだけで十分なのだ。

ところが茂木先生という人が「鼻出しマスクの件、ネット情報によると、共通試験で配布された冊子には『マスクを正しく着用』としか書いてなかったようで、『鼻を覆う』ことを意味するかは曖昧。試験結果無効のような重大な結果をもたらす判断をする上ではお粗末。杓子定規のロボット試験監督による人権侵害だと私には思える」などと言い出したらしい。

いやいやいや、こんなのはイチャモンとしか言えないわけで、「マスクを正しく着用」とは鼻まで覆うことであると当方では解釈しておりますと言われればそれで終了ではないか。試験官は、何度も注意したわけで、問答無用でいきなり排除したわけではないのだ。何が人権侵害だ。アホらしい。

その後、鼻出しマスク受験生が40代であることが判明し、それに対して「なんだやっぱり変なやつだったのか」というTweetが頻出したらしいが、まあ、これは茂木先生の「鼻出しマスクで試験が無効になった方が40代だったという報道がありましたが、問題の本質は何も変わらないと思います。大学に行くのに何歳じゃなければいけないということはありません。年齢で人を判断するのはエイジズムです」という発言は正しい。

ただし、鼻出しマスクを貫き、注意されると咳き込んでみせ、さらにはトイレに閉じこもって警察官に不退去で逮捕されるというのは、49歳で大学入学共通テストを受けるという行動と切り離して考えるべきではないのではないか。なんらかの関連があって当然に思える。

そして、最も考えるべきは、彼のまわりにいた18歳の若い受験生たちのことであり、試験会場を移るなどの非常に大きな迷惑を被ったということだ。精神的にも影響があったはずで、これは気の毒としか言いようがない。まず第一に、鼻出しマスク男のその点について非難すべきであり、まわりの受験生に対しての同情を語るべきだと思う。

そのことに触れずに、「人言侵害だあ」などと言い立てるから、パヨクなどと笑われてしまうのである。

まあ、茂木先生、「40代は関係ない」とは言ってはいるものの、最初に鼻出しマスク男が40代と報道されていれば、おそらくその後のTweetはかなりトーンが変わっていたのではないか。もう少し情報が揃うのを待ってTweetしたほうが良かったのだ。

急いては事を仕損じる、慌てるネズミは穴へも入れぬ、英語でいうとHaste trips over its own heels(急ぐと自分のかかとにつまづく)である。

私も自戒したい。