だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

「ヒカルの碁」で碁に興味を持ったのだが、まるで理解できずに悔しい。

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ヒカルの碁」はマンガも読んでアニメも見た。どちらも傑作なのである。やはり一生懸命な人たちを正しく描いた作品は見る価値がある。マンガやアニメの王道である。さらに主人公クラスの登場人物が途中で消えるなど、本来ならば言語道断。ドラえもんのいない「ドラえもん」であり、言わばクリープを入れないコーヒーなのだ。

マンガは素晴らしかったものの、残念なのは、私が囲碁を知らないことである。知っていれば、もっと楽しめたはずなのだ。

そう思って朝日捏造新聞の碁の記事を読んだりしているのだが、相変わらずさっぱりわからない。ネットのゲームにも手を出したが、それでも理解にたどり着かない。将棋とは大違いなのだ。

将棋なら王様がとられたら負けである。いくらアホでも、王様を取られて負けに気付かないわけはない。だが、囲碁の場合は勝ち負けすらわからないのだ。陣地取りであることは理解しているのだが、「黒の中押し勝ち」と書いてあっても、黒の陣地が多いことすらわからない。白の方が多いんと違うんかいと首をひねるばかりである。

そう言えば、近所の頭の悪そうな顔をしたオッサンも囲碁をやっていると聞いた。会話をしてもインテリジェンスのかけらもなく、本は読まず、言うまでもなく阪神ファンである。あんなアホみたいなオッサンでさえわかっているのである。なぜ、私には囲碁を理解できないのか。あのオッサンよりも私の方がアホだというのか。

例えば私は、徹底的に方向音痴である。何度も行った知り合いの事務所ですらたどり着けない。また、人の顔も覚えられない。昔の集合写真を見ると、知らない人ばかりである。「やあ久しぶり」などと街で声をかけられ誰だったか思い出せないことが月に何度もある。

そうした特殊性が囲碁が理解できないことと結びついているのだろうか。地理も苦手で、いまだに都道府県がどこにあるのかを知らないことも要因としてあげられるのか。福島原発の事故の際は、最初福島県が九州だと思い込んでいて恥をかいた。福岡やら福井やら福島やら、ややこしい名前を付けやがってと腹立たしい。

このまま碁がわからないままでは、死ぬ時に後悔しそうである。高血圧という基礎疾患があり、いつコロナに感染して重篤化しないとも限らないのだ。

とりあえずとことんアホな初心者でもわかるようなサイトを見つけようとGoogleで検索してみた。前に見たサイトは、おそらく高度すぎたのだ。見栄を張って、上級のサイトを選んでしまったのだろう。

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色々あったのだが、私は「パンダネット」というサイトに注目した。このサイトには、「ヒカルの囲碁入門」というビデオコーナーがあり、どうやらプロが教えてくれるらしい。動画内では「ヒカル、佐為、アキラが登場!」とも書いてある。ミーハーの私にピッタリではないか。

どうやら対局もできるようだし大会なども開催されるらしい。よーし、と私はそのサイトをお気に入りバーに登録した。近所のオッサンを相手に完全な初心者のふりをして碁を打ち、軽~く勝利して高笑いする日もきっと近い。