今日は、朝からイヤなものを見た。
東京五輪の会長に就任するらしい橋本聖子五輪相のキス写真である。相手は、フィギュアスケートの高橋大輔さんである。見た瞬間、背筋がぶるっと震えて、オシッコを漏らしたかとあわてたほどだ。最近、膀胱の締まりが悪いのである。ああ、あんなサイト開かなければ良かった。好奇心は人を殺す。
いいですか、皆さん。
キスというものは、よほどの美男美女でなければ鑑賞には堪えられないんですよ。いや、美男美女に加え、シチュエーションやライティング、演出、カメラに至るまできっちりと整えられた環境でのみ、他人が見て美しいと感じさせることができるのである。
俳優でも様にならない場合があるくらいで、特に昨今のテレビドラマのキスシーンは程度が低い。そこそこの顔をした俳優でもそうであって、従って、そのへんの素人ではまったく絵にならないのである。
たまに街中でキスをしている若いカップルを見ることがあるのだが、もう徹底的に不細工である。しかも二人とも自己陶酔しているから、不細工に拍車がかかっている。ちびまる子ちゃんに変なカップルが出てくるが、ちょうどあんな感じだ。
当然、橋本聖子さんと高橋大輔さんのキス写真も不細工だった。見るに堪えない。もはや犯罪行為である。
高橋大輔さんは比較的マシな顔立ちなのかも知れないが、それでも人様にキスシーンを見せられるほどの顔ではない。橋本聖子五輪相に至っては、フナが顔の真ん中に豆鉄砲を食らってびっくりしたような顔である。ああ、あれはハトだったか。いや、そんなものどっちでもいい。
よくもまあ、あんな顔でキスを披露したものだ。杉下右京なら「恥を知りなさい」と頬をプルプルさせるところだ。
橋本聖子五輪相と高橋大輔さんの関係は知らないが、その当時、恋人だったのならば仕方がない。だが、そうではなかったようだ。だったら完全にセクハラではないか。大学のサークルじゃあるまいし。森喜朗元会長の発言が五輪組織委の会長として問題になるのなら、このキスだって問題になるだろう。過去のことだからかまわないとでも言うのだろうか。しかも人前でキスするなど、セクハラの自覚さえなかったと言うことだ。極めて重症である。
そもそも女性蔑視の発言で会長を退いた森喜朗元会長のあとを、こんなセクハラをやっていた橋本聖子さんが引き継ぐというのは、これは何かの冗談としか思えないのである。聞けば、元々橋本聖子さんは森喜朗元会長の後ろ盾があっての存在だと言うではないか。そのことを語る二人の姿がニュースでも流れていた。
これはもう完全に茶番である。コメディである。だったらコメディアンだとわかるように、バカ殿のように普段から顔を白塗りにしておけよ。ついでにちょんまげでも付けてろよ。
まあ、橋本聖子さんに関しては、会長になることでこうした恥ずかしい過去が蒸し返されることは覚悟していたはずで、本音は五輪相のままでいたかったに違いない。オリンピックで活躍した実績と東京オリンピックの五輪相という名誉ある責務を全うし、栄光のままに生きていたかったに違いないのだ。その点はお気の毒である。
ともあれ私は、もう完全に東京オリンピックに興味がなくなった。むしろ嫌悪の対象となった。勝手にやれと言いたいのである。私のような美しいキスシーンが大好きな男を怒らせたら、ものすごく怖いのである。私のニューシネマパラダイスを汚すんじゃないっ!
ただし、皆さん。だからと言って立憲民主党の肩は持たない。それとこれとは別である。
立憲民主党の大河原雅子議員という人は、新型コロナウイルス感染症対策等に関する集中審議の場で、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長の女性蔑視発言問題などまるで関係のない質問ばかりしていたという。橋本聖子さん以上に恥ずかしい人だ。こんな人がいるから、自民党は安泰なのだ。