だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

橋本聖子会長のキス写真よりもひどかった。韓国映画「人類滅亡計画書」のキスシーン

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不細工のわりには、美人に縁がある。だが、美人にはあまり興味がない。

というか美人の顔が判別しにくいのである。美人限定の相貌失認なのだ。クレオパトラ似の妻は、家にいるから「ああ、妻だな」と認識できるのだが、たぶん外で会ってもわからないと思う。

たまに認識できる女優がいて、それだけでファンになる。例えばルーシー・リューだ。彼女がワトソン役を務める「エレメンタリー」は欠かさず見ているのである。日本の美人女優だと広末涼子はその唇のカタチと声で判別しやすい方だが、時代劇だと最後までわからなかった。あとは、宮崎美子マナカナはしっかりと判別できる。当然、ファンである。

韓国の女優では、ペ・ドゥナならわかる。「クラウド・アトラス」という映画でソンミ451というアンドロイド役をしていたのだが、なかなか魅力的な顔立ちだった。ただし、今、ネットで写真を見ると髪型や化粧のせいか普通の美人に見えてしまい、これでは判別できないのだ。できればずっとソンミ451のままでいていただきたいものだ。

さて、Amazonのプライムビデオをチェックしていて、そのペ・ドゥナの顔が出てきた。お、「クラウド・アトラス」かなと思ったら、「人類滅亡計画書」という聞いたことのない映画である。しかし、この顔はどうみてもソンミ451ではないか。いや、待てよ。顔が汚れているな。そんなシーンはなかったか。髪型もちょっとだけ違うようだ。

で、興味を引かれて見はじめたのだが、すぐに後悔したのである。いや、とてつもなく激しく後悔したのである。

いや、もう、出だしから汚い。不細工な兄ちゃんが家族旅行に一人だけ参加できず、しかも掃除を言いつけられる。家全体が汚部屋である。腐ったリンゴやら料理のなれの果てが山ほどあるのだ。不細工な兄ちゃんは、えづきながらも掃除を続ける。極めつけは、団地の外にある生ゴミ専用のゴミ箱だ。兄ちゃんにつられて、私もオエッと喉が鳴ったのである。

さて、そんな不細工な兄ちゃんにも彼女はいて、その二人がキスをするシーンがあるのだが、それが映画史上に残ると言っても過言ではないほどに醜いキスシーンだった。橋本聖子会長のキスの写真など、比べものにならないほど醜かったのである。なんじゃい、これは。このシーンを見れば、愛など幻想にすぎないことが一目で知れる。単なる肉欲の五段活用なのだ。

気を取り直して「人類滅亡計画書」について書くと、韓国版「世にも不思議な物語」という内容だ。SFを読み慣れた人には驚きも感動もないのだが、私の場合は「ソンミ451」目当てだから、まあ、驚きも感動もいらない。

最初の一話はゾンビによる滅亡がテーマである。不細工な兄ちゃんが感染源となって、どんどん人々が凶暴になっていく。彼女も感染してバスの中でゲーゲーやるのだが、街を彷徨っているうちに二人は出会う。正常な意識はなくしているのだが、やはりどこか惹かれあうのかゾンビ状態で見つめ合ったりしていた。まあ、キスでもセックスでも勝手にやればよろしい。

二話目は、ロボットの話だ。悟りの境地に至ったロボットが登場する。人間の坊さんに説法したりするのだが、ロボットの開発会社は破棄処分にしようとする。自分はどこから来てどこに行くのか。そんな人間にとって不変の命題をロボットが自問自答するのである。まあ、勝手に悩んでいればよろしい。三話の中では、これが一番面白かった。

三話目は、父親のお気に入りのビリヤードの玉(8番)を壊してしまった女の子が、父親にバレる前にネットで注文する。ところがそのネットというのがどこか異世界に通じていたという話。玉が宇宙経由で送られてくるのだが、巨大な隕石レベルの大きさで、このままでは人類の危機である。家族は防空壕に入り、という展開なのだが、このアイデアはどこかで読んだことがある。まあ、SFにありがちな話だ。勝手に滅びればよろしい。

で、問題は、ペ・ドゥナである。

いつ出てくるんじゃー、と先ばかり気になる。もしかしたら、もう、出たんか。第2話の坊さんの中におったんか。それともわしが顔を認識できずに見逃してもたんか。などと思っていたら、最後に出てきた。

三話目で出てきた女の子が成長した役をペ・ドゥナがやっていたのだ。わずか数分の出番である。それやったら、トップ画面で彼女の顔を使うなや。このクソボケがっ。一番有名な女優を客寄せに使いやがって。この詐欺師がっ。

などと毒を吐いたのだが、まあ、最後に彼女の顔を見れたからよしとしよう。よかったよかった。

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こちらは、「クラウド・アトラス」でのペ・ドゥナ。確かに美人ではないな。