実は私は、朝日新聞を猛烈に嫌いながらも、もう何十年も購読し続けている男である。ちょっと頭がおかしいのだ。
朝日の偏向ねつ造を是とするスタンスは大嫌いだが、そんなひどい連中が書く記事を読んでみたくもあり、これは二律背反という言葉で正しかったか。なんとなく間違っているような気がする。以前ならちゃんとGoogleで調べていたのだが、今は面倒だからやらない。どうせ老害。間違った語法でも毒でもウンコでもまき散らしてやる。
なぜ、朝日新聞などという平気で嘘を書くくせに常に上から目線の腹立たしい新聞を購読しているかというと、昔は広告業界の求人がいっぱい載っていたのだ。特に私は、同じ会社に1年以上勤務できないという特異体質だったから、朝日新聞の求人欄は必ずチェックしていた。特に日曜版の求人広告は大漁であった。
辞めても辞めてもコピーライターを求める会社はあふれていて、次の会社に困ることはなかった。それどころか辞めるたびに給料は倍になっていったのである。あの頃は、楽しかったなあ。時代は移り、新聞の求人広告は、求人情報誌やスマホのアプリに移行したのだろう。まるで見かけなくなった。朝日新聞を購読する理由のひとつは、ここに消えたのである。
さて、6月10日の朝刊の第一面に、こんな記事があった。
読者の皆様へ 購読料改定のお願い
もうね、あきれ果てました。本文の内容がひどすぎる。私からすれば狂人の書いた文章です。インターネットの普及で新聞事業としての環境が悪化しただの、販売や広告収入が減っただの、製作コストが高くなっているだの、もう泣き言ばっかりです。こんなのを恥ずかしげもなく第一面に掲げるとは情けないにもほどがある。
そもそも販売数や広告収入が落ちているのは、朝日新聞に魅力がないからだ。いや、数多くの捏造記事や偏向記事により、朝日新聞は嫌われ憎まれ馬鹿にされているのである。販売数や広告収入が増えるわけないではないか。それを反省することもなく、いつも上から目線で偉そうに記事を書いていたんじゃ、もはや回復の可能性はゼロなのだ。早く死ね。
製作コストが高いのなら、泣き言を言う前にまず社員の給料を下げろ。どんどんリストラを敢行しろ。無駄な人員はたくさんいるはずである。一般企業は、とっくにやっているぞ。
私はこの記事で正確な購読料をはじめて知ったのだが、なんと現行で4,037円 。値上がりすると4,400円になるのだそうだ。えーっ、毎月そんなに払ってたのか!? いったいキャラメルコーンがいくつ買えると思っているのだ。バカバカしい。
まあ、クレオパトラ似の妻に聞いてみると3ヶ月分は無料になっているんだそうで、そこから計算すると月額約3,000円である。ただし、この割引だって、新聞の販売所が自腹でやっているのではないか。もしかすると「解約する」と言えば、「いや、400円分は値引きしますから」と言いかねない。朝日新聞は、そういう実態を知っているのか。販売店に負担ばっかりかけやがって。偉そうに「吾輩は記者である」とふんぞり返り、「どちらの大学を?」と聞けば「東大に決まってるじゃないですか」とムッとする。オホーツク大学卒の私を馬鹿にするか~っ。
さて、朝日新聞をどうするか。
比較的偏向がマシそうな読売新聞に変えるか。それともニュースはネットで読むことにして、紙の新聞はやめにするか。ちょっと迷っているのである。