だれかが松葉杖で扉をたたく

結構、嘘つきである。

黒人であることが誇り? 「誇り」とは、自分が優れていると感じて自慢気にしている様子のことなのだよ。

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ああ、いけませんね。いけません。

イタリア・セリエAACミランで今季からプレーするマイク・メニャン選手が差別発言を受けたことに対し、こんなことを話したんだそうだ。

「自分は差別の『被害者』じゃない。自分はマイクで、まっすぐで、黒人であることに誇りを持っている」 

せっかく「マイクで」と言い、自分自身に誇りを持っていると語っているのに、その後「黒人であることに」などと余計なことを言ってしまった。これはいけません。

あのですね、誇りというものは自分自身の精神性に対してしか持ってはいけないものなのです。というか持てない。一流大学出身だとか一流企業の社員だとか、白人だ、貴族の出だとか、そんな付属物には誇りは存在しない。それは誇りではなく、虚飾です。

そういう誇りに対する間違った考えが進行すると、「おれの父ちゃんは大企業の役員なんやぞ」だとか「うちは由緒ある武家の出身で」だとか「おれは国会議員だぞ」などと馬鹿げたことを言い出す。単なる間抜けです。

逆に、社会的地位が低いとされている職業の人が、「私は自分の仕事に誇りを持っている」などと言ったりすることがあるが、これも正直間抜けです。はっきりとコンプレックスの裏返しな訳です。今回の黒人選手の発言も、このタイプですね。自ら黒人を下だと認識しているのです。

例えば、上級職である弁護士や医者が「私は自分の仕事に誇りを持っている」などとわざわざ言ったりはしないでしょうが。そんなの言わなくても、「先生」とまわりの人は勝手に敬ってくれるんだから言う必要がない。低級職の人は、誰も敬ってくれないから自分で言ってるだけです。白人だって「誇りを持ってる」なんて言う必要はない。ただし、その分、貧乏白人はコンプレックスがねじ曲がって分断に拍車がかかってますけどね。

そもそも「誇り」というと何やら格好がいいですが、平たく言うと「自慢」に過ぎない。「黒人であることが誇り」は、言い換えると「黒人であることが自慢」であり、随分と印象が変わってくるはずです。非常に間抜け。勝手に自慢してろや、と思いますね。

なに!? 論点がずれている? 単なるへりくつ? 「それではまるでひろゆきだ」だと!? ふざけるな~っ。私を馬鹿にするか~っ。

私は、百姓一揆で「お代官様~」と言った瞬間に首をはねられた木津志村の権兵衛の由緒ある子孫であり、自身は名門オホーツク大学を233番で卒業し、転職すること19回、ウンコを漏らすこと7回。顔が不細工なのにはげてしまい容姿にはもはや見る影もなく、金もなく、今では缶コーヒーを買うことさえためらう貧乏人。腰痛悪化、視力減退、悪霊退散。それでも誇りだけは失わずに、杉下右京の「恥を知りなさいっ」というセリフに涙する、それが私だ。まあ、67%嘘だけど。